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FOOD NEWS vol.120 犬養裕美子の今日、どこで何、食べる? 『フリッツ』の洋食

FOOD NEWS
  • RESTAURANT _ 犬養裕美子
  • GIFT _ 真野知子
  • SWEETS _ chico
  • NEW STANDARD _ 平野紗季子
vol.120
犬養裕美子の今日、どこで何、食べる?
『フリッツ』の洋食
手前・ヒレカツサンド¥1,350、左・チキンドリア¥1,180、奥・カニクリームコロッケ¥600、右・海老フライ¥400。
手前・ヒレカツサンド¥1,350、左・チキンドリア¥1,180、奥・カニクリームコロッケ¥600、右・海老フライ¥400。
 

見よ! 春日『フリッツ』のメニューからピックアップした洋食メニュー四天王。これにワインを組み合わせれば、私にとって文句なしのドリームディナーになる。決して特別な料理ではない。にもかかわらず、適正な値段で気軽に食べられる店は本当に少ない。つまりフレンチ、イタリアンのカジュアルな店は増えているが、ニッポンで生まれた洋食店は減るばかり。だから『フリッツ』ができた、という噂を聞いて、ココロの中で小躍りした。10年ほど前に赤坂にあった『フリッツ』はフライものの人気店だった。さっそく田苗見(たなみ)賢太オーナーシェフに、その辺の事情を聴くと、やはりあの『フリッツ』で修業し、その店名を譲り受け5月に独立したばかり。最後の1年は目白『旬香亭』(洋食&熟成肉が名物のグループ店、私もよく行く)にいたという。

サクサクの海老フライ、とろ〜りミルキーなクリームコロッケ、香ばしい香りと濃厚なホワイトソースのチキンドリア、やわらかジューシーなヒレカツサンド。名作はこれだけじゃない。牛タンシチューや、炊き込みご飯もちゃんとある。ただ、仕上げは余分な脂を極力落とし現代風に。それが自然派ワインとうまく合う。ニッポン人になじむ味ってこの組み合わせじゃないのかな〜。

いぬかい・ゆみこ レストランジャーナリスト。東京を中心に、国内外の食文化、レストラン事情をレポート。
 
フリッツフリッツ
東京都文京区小石川2-25-16 リリオ小石川2F ☎03・3830・0235 11:30~14:00LO、17:30~21:30LO(日・祝日~20:30LO) 第3火曜はランチのみ。月曜休


写真・清水奈緒 取材、文・犬養裕美子