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YUCARI Vol.07 日本の芸道(マガジンハウス 編)

YUCARI Vol.07 日本の芸道

— マガジンハウス 編
  • ページ数:100頁
  • ISBN:9784838788095
  • 定価:713円 (税込)
  • 発売:2013.03.21
  • ジャンル:実用
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『YUCARI Vol.07 日本の芸道』 — マガジンハウス 編

紙版

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 人や地域のつながりを大切にして、伝統文化や古くから伝わる生活習慣をひもとくことで、日本のモノ・コト・ヒトの素晴らしさを改めて実感する雑誌『YUCARI』。第7号の特集は「日本の芸道」です。
 日本の武道や伝統芸能は、「道」という表現で技芸の体系が伝承されてきました。欧米の伝統文化のようにメソッドやマニュアルにあたるものがほとんどなく、教えを請うものは、師匠といっしょに過ごす長い時間の中で「わざ」を学び取り、稽古や鍛錬を積み重ねで受け継いできたのです。
「芸道」を歩むことは修行であり、その向上は人格の向上とともにあり、人と人とがつながることで極めていくものです。
「芸道」の代表的なものが歌舞伎。歌舞伎座の新開場が話題になっていますが、特集の始まりは、坂東玉三郎さんのインタビューです。「守破離(しゅはり)」という教え、伝承のあり方について、とても興味深いお話をしてくれています。
そして、能楽、文楽、歌舞伎といった日本の伝統芸能の解説ページ、各地の郷土芸能からは、山形の地芝居「黒森歌舞伎」と東京の祭囃子「砂村囃子」をルポ。花柳界は熱海の芸妓の皆さんに取材しました。武道は「居合道」を見事な「形」とともに紹介。芸を磨く学びの原点とは何かが語られています。
守るだけでなく、「日本舞踊」「津軽三味線」「太鼓」といった伝統芸能の世界で新たな道を探り、攻める開拓者たちにもスポットを当てました。
今回の「YUCARI」を読んでみて、心に感じるところがあった方は、まずは何でもよいので習い事を始めてみてはいかがですか。様々な「和のお稽古」についてわかりやすく説明した情報ページもあります。
「道」の継承を途切れさせることなく次世代へ受け渡すことも、今を生きる私たちの使命なのだと思います。