格差社会の到来だ！
その閉塞感を吹き払うように、毎週金曜日の夜、六本木のライブハウスで若手から中高年サラリーマン、OLたちのアツイ支持を集めるシンガーがいる。56歳、体重100キロ。サングラスに葉巻を加えた「おっさん」の歌に、涙ぐむ観客が後を絶たない。その歌手の名は、橋本ひろし。
橋本は激安価格で全国展開を進めるリゾートホテル「大江戸温泉物語」など、上場企業3社を含むキョウデン・グループの創業会長でもある。25歳、無一文で起業。どん底から年商最大4000億まで上り詰める中で、人生のすべての段階を知り尽くした、自らの30年間の仕事や人生に対する思いを書き連ね、メロディーに乗せたオリジナルナンバーは、150曲を越えた。
そのどれもが人間や社会への深い洞察に溢れている。
本書はその歌詞に加えて、そこに込められた著者の哲学を、ビジネス体験から語り尽くした。
この本には格差社会を認めながら「楽」に生きる知恵が詰まっている。
胸を打つMCが満載の、お宝ライブCD付きで、まさに「読むライブ」です！

著者紹介
1952年、長野県生まれ。工業高校卒業後、父親が急逝し、大学進学を断念。3年間、親族郎党の生活を一人で支えることとなる。その後、上京し様々な職業を経て、無一文で25歳の時に電器店を起業。電子基盤試作品ビジネスで成功すると、持ち前のパワーで様々な業種に旋風を起してきた。「ソーテック」「長崎屋」「SHOP99」など、多くの企業を傘下に収め、再生してきた。50歳を過ぎてから音楽活動を開始。毎週金曜日、六本木のライブハウス「六本木スプラッシュ」でライブイベント『橋本ひろし　トーキングブルース』を行っている。11月にはCDシングルデビューが決定している。