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9の扉 リレー短編集(北村 薫他 著)

9の扉 リレー短編集

— 北村 薫他 著
  • ページ数:264頁
  • ISBN:9784838720040
  • 定価:1,650円 (税込)
  • 発売:2009.07.23
  • ジャンル:小説
『9の扉 リレー短編集』 — 北村 薫他 著

紙版

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●内容紹介
「猫」が「コウモリ」を呼び、「コウモリ」が「芸人」を呼ぶ!? たった一言のキーワードが次の物語へと引き継がれ、思いがけない展開を呼ぶこのリレー短編集には、冒険心と遊び心がいっぱい。個性豊かな凄腕ミステリ作家たちが勢ぞろいしたこの本には、最高に愉快な体験がつまっています。豪華執筆人によるチーム力もまた絶妙。「あとがき」までリレー形式にこだわった欲張りな一冊が出来上がりました。収録:『くしゅん』北村薫→『まよい猫』法月綸太郎→『キラキラコウモリ』殊能将之→『ブラックジョーク』鳥飼否宇→『バッド・テイスト』麻耶雄嵩→『依存のお茶会』竹本健治→『帳尻』貫井徳郎→『母ちゃん、おれだよ、おれおれ』歌野晶午→『さくら日和』辻村深月。
●著者紹介
北村 薫(きたむら かおる)
1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。89年『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。『玻璃の天』『『鷺と雪』などの著書があり『謎のギャラリー』シリーズなどアンソロジーの編者としても活躍している。
法月 綸太郎(のりづき りんたろう)
1964年島根県生まれ。京都大学法学部卒業。88年に『密閉教室』で作家デビュー。2002年「都市伝説パズル」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞、2005年『生首に聞いてみろ』で本格ミステリ大賞を受賞。『一の悲劇』『しらみつぶしの時計』などの著書がある。
殊能 将之(しゅのう まさゆき)
1964年福井県生まれ。名古屋大学理学部中退。1999年『ハサミ男』でメフィスト賞を受賞し、作家デビュー。『美濃牛』『黒い仏』『鏡の中は日曜日』『樒/榁』『子ども
の王様』『キマイラの新しい城』などの著書がある。
鳥飼 否宇(とりかい ひう)
1960年生まれ。九州大学理学部卒業後、出版社勤務。2001年に『中空』で第21回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞しデビュー。『非在』『樹霊』『異界』『爆発的 七つの箱の死』『人事系シンジゲート REX 失踪』などの著書がある。現在は、奄美大島在住。
麻耶 雄嵩(まや ゆたか)
1969年三重県生まれ。京都大学卒業後、91年に『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』でデビュー。『夏と冬の奏鳴曲』『あいにくの雨で』『螢』『神様ゲーム』などの著書がある。『鴉』は「‘98本格ミステリ・ベスト10」で第1位に選ばれている。
竹本 健治(たけもと けんじ)
1954年兵庫県生まれ。東洋大学哲学科中退。77年、「幻影城」に『匣の中の失楽』を連載してデビュー。99年には『入神』で漫画家デビューも。『ウロボロスの偽書』、『キララ、探偵す。』『せつないいきもの─牧場智久の雑役─』などの著書がある。
貫井 徳郎(ぬくい とくろう)
1968年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。1993年に鮎川哲也賞最終候補作「慟哭」でデビュー。主な著書に症候群シリーズ『失踪症候群』『誘拐症候群』『殺人症候群』や、『追憶のかけら』『悪党たちは千里を走る』『愚行録』『夜想』『乱反射』などがある。
歌野 晶午(うたの しょうご)
1961年千葉県生まれ。東京農工大学卒。88年『長い家の殺人』でデビュー。『葉桜の季節に君を想うということ』で「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」でともに第1位、日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞も同時に受賞した。『死体を買う男』『絶望ノート』などの著書がある。
辻村 深月(つじむら みづき)
1980年生まれ。千葉大学教育学部卒業。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞し、デビュー。『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ロードムービー』『太陽の坐る場所』『ふちなしのかがみ』などの著書がある。