マガジンワールド | ブルータス - BRUTUS | 637

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No.637 CONTENTS

features

020 日本経済入門。
022 ビートたけし/天にツバ吐く経済暴論入門
026 内田 樹/武道家は株を買わない
030 塩田真弓/釣りバカ日誌のスーさんでは現代の織田信長にはなれない
034 為末 大/陸上バカだと思ってるんでしょ
036 入江敦彦・伊佐山幸雄・高松尚志/ピンク円、炎上前夜
040 鈴木正文/給料1か月分のクルマ 給料一生分のクルマ
044 丸川珠代/皆年金国「日本沈没」
070 橋本 治/やっぱり「貧乏は正しい!」2008
074 川端裕人/シロクマ「クヌート」の経済効果は1億ユーロ
078 井上大佑/カラオケビジネス「3兆円」の源流
080 福田 萌/私は安さで選ばない
082 電通国際情報サービス/お金の発行も民営化?
086 野口美佳/お金持ちになったワタシ
088 ティム・ボーン/高級時計の本当の値段 本当の買い方教えます
088 ティム・ボーン/高級時計の本当の値段 本当の買い方教えます
090 麻野一哉・飯田和敏・米光一成/
ベストセラー経済本ゲーム化会議、発動!
094 経済ってそういうものだろ会議。…ん?
 

regulars

013 EYE OF THE B
「ハビエル・バルデム」ほか
053 Brutus Best Bets
新製品、ニューオープン情報
114 人間関係 356
写真/篠山紀信『愛スクリーム』ゆず、ゆっぴ
117 Steel Deep Beauty 113
MAZDA ATENZA
119 MIX & MASH
「浅野忠信」ほか
128 BRUT@STYLE 186 お寝坊さん
132 グルマン温故知新 268
ビストロ・ヌガ/ル・カフェ プルスアー
134 みやげもん 042 長崎焼人形/次号予告
060 定期購読募集
062 BRUTUS BACK ISSUES
From Editors 1
経営者やヒット商品開発者への取材を多くこなしてきたテレビ東京報道局キャスター塩田真弓さんが見た「勝ち組」の共通点は?

経済専門誌や経済学者には、
たぶん作れない経済特集を
作ってみました。


 たとえば、サブプライムローンの仕組み。このシステムの当初の理想的な思惑をとうとうと説明され、一方で焦げ付いている現状を経済評論家に他人事のように語られるよりも、「そんなさぁ、不動産の価値が上がり続けるなんて幻想は、ついこの間のバブルのときにちゃんと砕いてもらっただろ。なのになんでまた(経済のプロである)銀行がヘマすんのかね? オレならそんなもんもう信用しないよ。同じ失敗を繰り返すやつをバカって呼ぶんだよ」って賢い素人が愚かなプロを叱るのって痛快でしょ。落語のご隠居みたい。
 なぜ、経済学者とか専門家が登場しない経済特集を考えついたんですか? と聞かれたとき、そんな例を挙げてました。いや、ちゃんとした理由はなかったんですけど。たぶん経験的なものでしょう。僕も経済本のようなものを読むけれども、読後感のいいものはなぜか、経済の専門家の看板を掲げてない著者のものばかりだったということです。橋本治さんとか、内田樹さんとか。経済って学問でもあるけれど、身近な問題で誰でも一家言ある題目ですからね。そういうことは
賢者に聞くに限ります。

●鈴木芳雄(本誌担当編集)

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From Editors 2

「とにかくバカバカしくていいから、笑える原稿にしてくれ」。と、これまた照れながら指示。いい味なんだなぁ、これが。

奔放な発言とシャイネス。
そのギャップは、すんごく
チャーミングでした。

 「経済学者、専門家は一切お断りで、日本経済入門を作ろう!」ブルータスらしいと言えばらしい、変化球の特集をやると決めた時、真っ先に会いたいと思ったのが、ビートたけしさんでした。TV、雑誌での歯に衣着せぬ発言の数々。彼の活躍はずっと横目で追いかけていたつもりなのですが、1947年1月生まれで、もう61歳なんですね。
 2月某日。六本木の某テレビ局で、番組2本撮りの間がブルータスの持ち時間。しかし約束の時間になっても、なかなか本人は現れず。じりじりするスタッフ。やっと現れたと思ったら、「ゾマホンのドキュメンタリーの撮影があるので映していいですか?」と、突然撮影されるチームブルータス。私はそのオンエアを見ていないのですが、テレビに映っていたのでしょうか?
 ともあれ、たけしさんの舌鋒は鋭く、言いにくいことや「よくそんなこと思いつくなぁ」をズバズバと。一方で写真撮影の時は、恥ずかしそうにうつむきがちなのでした。「目線お願いします」「少し表情を柔らかく」。お願い通りに動いた後は、またうつむき加減。その姿は男が惚れるほどチャーミングでした。

●齊藤賢治(本誌担当編集)

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From Editor in Chief

植物園、アート、犬、食堂の本が並ぶ、
編集部特集用本棚に、
なぜか経済本がぎっしりと。

 僕のデスクの後ろには、会社の倉庫から拾ってきた3段の本棚が2つ。ビジュアル本とか、捨てると怒られそうな有名建築家のサイン本の類でいっぱいなのですが、2段分だけ、特集のテーマごとの、入れ替わりの激しい棚も作ってあります。
 特集テーマが決まると、号ごとになんとなく資料や本が貯まってくるわけです。誰彼ともなく持ってきては置いていく。この間までは、食堂ガイドがぎしぎしに詰まっていましたが、今はなんと、“経済本”です。それが棚にぎっしりと。 編集部にまったく似合わない(笑)。しかも“経済本”に一通り目を通す前と後、自分たちがなんにも変わってないことに驚愕。できあがってきた「日本経済入門。」は、そのためでしょうか、経済本とはまったく無縁な仕上がりとなりました。
 学者や専門家はその本棚に閉じこめて、かわりに、自ら街に出て行って、自分を勘定に入れて語れる人たち15組に話を聞いてみました。新書15冊分の価値あり、と値踏みしています。
 特集棚にはまだ何十冊もの未読の経済本。ブルータス読み直したら、読破しなくちゃとは思ってるんですけど。

●西田善太(ブルータス編集長)

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