マガジンワールド

From Editors No. 816 フロム エディターズ

From Editors 1

GOOD TOOLS CATALOGUE
2016年も
いい道具との出会いを。

今年も愛着を持てるような、いい道具と出会いたい。というより、年々、道具と暮らしへの興味は増すばかりなんですが。特集『いい道具、全部。』は、毎日を一緒に過ごしたい道具たちと、そのデザインの特集です。食卓を彩るものや、ちょっとした家具、箱、庭の道具に身だしなみ(グルーミング)の道具、工具もあれば未来のプロダクトの話まで、私たちの生活をちょっと、いや、かなり楽しく魅力的にしてくれるいい道具の特集です。そして、いつもより「そのカタチ」をよく見てみよう、考えてみようと作りました。ヨコ、上、下から……と、改めて違う視点で見てみると、新しい発見や愛着の動機、その道具がそのカタチである理由も、案外見えてきたりするものです。

特集をつくりながら、新しい道具(商品)を知れば気になるものがまた増えるし、愛用する道具(私物など)の取材にうかがえば、さらに知らない世界を見せてもらえるし、と、まあつまり、編集していてとても面白かったー! その全部をみなさんに紹介できたらと思います。

 
●矢作雄介(本誌担当編集)
見知ったカタチも改めて見てみると、面白い。ヒースセラミックスの超定番「スタジオマグ」って、やっぱり斬新なカタチ、バランスをした生活道具だと思う。本当に過激なものって、こういうことだろうか?
見知ったカタチも改めて見てみると、面白い。ヒースセラミックスの超定番「スタジオマグ」って、やっぱり斬新なカタチ、バランスをした生活道具だと思う。本当に過激なものって、こういうことだろうか?



From Editors 2

いい道具はいい顔をしている。

オーストリアで100年以上の歴史を持つ金属工房<カール・オーボック>。千駄ヶ谷にあるプレイマウンテンで、真鍮製の落花生のキーホルダーを見て以来気になっていた。なぜ落花生をキーホルダーに? 毎朝、落花生をポケットに入れて会社に行く暮らしがなぜか面白く、魅力的に思えた。

オーボックの作る道具には道具としての機能性に加え、使う側が愛着を持つユーモアを宿している。デザイン/デザイナーという言葉が時代にどこかそぐわなくなってきているなか、オーボックの作る道具はあるがままに強い存在感を放つ。

現在は4代目のカール・オーボックが工房を仕切っている。今回のインタビューで彼が語ったことのひとつに「いい道具であるほど身近に感じられる」というのがある。道具のデザインとは良くも悪くも目立ちすぎず、いつもそこにあると自然に思わせること。それをデザインと呼ぶかどうかは置いておいて、いい道具はいい顔を持っている。

 
●町田雄二(本誌担当編集)
カール・オーボック4世。ほっこりした雰囲気かとおもいきや、ゴリゴリのロックミュージシャンのような方でした。
カール・オーボック4世。ほっこりした雰囲気かとおもいきや、ゴリゴリのロックミュージシャンのような方でした。
カール・オーボックの道具はその多くが真鍮でできています。使っているうちにいい味出ます。
カール・オーボックの道具はその多くが真鍮でできています。使っているうちにいい味出ます。


最初に面白いなと思った落花生のキーホルダー。結局は購入。毎日、落花生をポケットに入れて出かけます。
最初に面白いなと思った落花生のキーホルダー。結局は購入。毎日、落花生をポケットに入れて出かけます。


 
ブルータス No. 816

いい道具、全部。

650円 — 2016.01.13
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ブルータス No. 816 —『いい道具、全部。』

紙版

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