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建築入門、ゼロからでも大丈夫です。 From Editors No.850

From EditorsNo.850 フロム エディターズ

建築入門、ゼロからでも大丈夫です。

「ノブシノセダイが……」「ライトのプレーリースタイルって……」。
建築の号を担当することになり、最初の打合せ。廃墟は好きだけれど現代建築はさっぱり……という状態だった私は、他の編集部員やライターさんが何のことを言っているかまったくちんぷんかんぷんでした。耳慣れない単語をメモし、ひとつひとつ意味を調べてはフムフム言う日々。思い出したのは、大学時代、ポーランド語を学んでいたころのことです。単語の意味がわかるようになり、話の内容が分かるようになり、一番楽しかったのは、実際にポーランドへ行ったとき。建築も、やはり、実際に見に行くのが一番楽しいのだな、と気付きました。隈研吾さん設計の虫塚の取材では、年に一度のイベント<虫供養>を見学。虫好きたちが全国から集まり、知らない人どうしで虫トークを弾ませる、熱い雰囲気に大興奮。大西麻貴さん設計のGood Job!センター香芝では、福祉施設のイメージをすっかり塗り替えられました。平田晃久さん設計の太田市美術館・図書館の取材では、町の空気に溶け込みつつも新しい文化を生み出す“小さな図書館”の役割を実感できました。みなさんも、この号を読んで気になった建築があったら、実際に見に行ってほしいです。旅行のついでに気になっていた公共建築に寄ってみたり、銀座や表参道など有名建築が集まっている地域を意識して歩いてみたり、建築のことを知ると、ふつうの日々がもっと面白くなります。メタボリズム、と言われてお腹を引きしめるエクササイズを想像していた私でも楽しめたので、安心して教科書を開いてみてください!

 
●︎︎︎鴨志田早紀(本誌担当編集)
毎年6月4日(虫の日)は<虫供養>。この日は、飼っていたカマキリが死んでしまったから供養してほしい、という小学生も来ていました。
毎年6月4日(虫の日)は<虫供養>。この日は、飼っていたカマキリが死んでしまったから供養してほしい、という小学生も来ていました。
Good Job!センター香芝は、障害のある人といっしょに新しい仕事を生み出す拠点。製作・販売されているオリジナルグッズがどれもかわいい。
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ブルータス No. 850

建築を楽しむ教科書

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