マガジンワールド

From Editors No. 160 フロム エディターズ

特集内容

理想の暮らしが買える店2013

ライフスタイルショップ70店舗、70通りの魅力を掲載いたします。
衣食住、ライフスタイルを丸ごと提案する品揃えで人気を集めるセレクトショップのことを、カーサ ブルータスが「ライフスタイル・ショップ」と命名したのは2年前のこと。その後、同様のコンセプトのお店が全国で大急増しました。 かつてのセレクトショップはこぞってライフスタイル・ショップへと進化しているように見えます。カフェ併設はもはや当たり前、最近では散髪ができるバーバーや、鍼灸院を併設、なんて、独自のスタイルを発信するお店も増えています。そんなわけで今月号は、今やひとつのムーブメントとなったライフスタイル・ショップの最新情報を日本全国、70軒取材しました。

同時に1999年から服と供に日用品をセレクトし、販売している、デザイナー、マーガレット・ハウエルさんのセカンドハウスでの暮らしをフィーチャーするとともに、パリの人気ショップ、<メルシー>にある3店舗の飲食部門で使用しているお皿、食材とレシピもご紹介します。

さらには、4月に行われた世界最大の国際家具見本市「ミラノサローネ」のリポートも。今月も充実の内容でお届けします。


Editor’s Voice

マーガレット・ハウエルさんと日用品。

飽きないベイシックの服造りで人気のブランド、マーガレット・ハウエル。マーガレットは14年以上も前から、ロンドンのショップで服の傍らに日用品を並べ始めている。モダニズム家具のアーコールを始めとして英国のプロダクトから始まって、今では柳宗理、野田琺瑯も販売している。まさにマーガレット・ハウエルは、ライフスタイルショップの元祖と言える。そんなマーガレットは普段どんなプロダクトを使っているのかと、ロンドンから鉄道にゆられて3時間、美しい海で有名なサフォークに彼女を訪ねた。キッチンには長年使い慣われているのが分かる鍋類が壁にかかり、居間には海岸で拾った流木がさり気なく飾られている。「服でもプロダクトでも新しい物は買うことはない」という彼女の言葉通り、いずれの品々はフリーマーケットで集めたものも多いそうだ。「ショップは長く付き合える物を選んで置いています」というマーガレット。質素だけれど豊かな暮らしぶりは実に美しい。

この特集をきっかけとして、代官山蔦屋書店で、マーガレット・ハウエルの「セカンドハウス」が店内に再現されることになった。彼女の選んだプロダクトを展示、販売する「マーガレット・ハウエルフェア」が開かれている。6月30日まで。詳しくは☎03-3770-2525へ。

担当編集/西村由美



CASA BRUTUS No. 160

理想の暮らしが買える店2013

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CASA BRUTUS No. 160 —『理想の暮らしが買える店2013』

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