マガジンワールド

From Editors No. 167 フロム エディターズ

特集内容

MY HOME 2014
最強・最新! 住宅案内2014

「カーサ ブルータス」が年に一度お届けする恒例の完全保存版・住宅特集。この一年間にできた独創的で楽しげな「戸建住宅」「集合住宅」「シェアハウス」「建築家自邸」「リノベーション」などなど。この一年間に完成した、家づくりに役立つ、ベストな住宅ばかりを集めてみました。さあ、理想の家を追い求め、今年こそマイ・ホームをつくりましょう!


 

Editor’s Voice

マンションと戸建、どちらがお得?
家はどのタイミングが買い時?
photo_Satoshi Shigeta
photo_Satoshi Shigeta

「カーサ ブルータス」の住宅特集号を担当するようになって今年で7年。この仕事をしているとよく他人から住宅購入に関する質問をよくされます。

「マンションと戸建て、どっちを選ぶのが得なの?」「どのタイミングで家を買うのがベスト?」「消費税が上がる前に家を買ったほうがいいの?」などなど。でも正直、親切に答えようとすればするほど、本当に答えに困るんです。だって、家はその人のライフスタイルや好み、家族構成・年収・将来設計によって選択する物件が変わってくるし、それに対して気軽にアドバイスなんかできませんよ。

で、最近はこう答えることにしています。
「家は、自分が欲しい、と思った時が、実はベスト・タイミング」
「マンションと戸建て、どちらに利点・難点がある。で、あなたはどっちが好みなの? 好みに勝るものはないよ」
「今度消費税が上がるけれど、絶対に焦って買っちゃダメ。気に入る土地や物件がなければ妥協せず見送るべし。一生の買い物なのに、焦って買ったら消費増税分より損するよ」

特に最近は消費税に関する質問をたくさん受けます。この春から3%、来年秋にはさらに2%上がる可能性のある消費税は、家が高い買い物だけに厄介な問題です。仮に消費税が10%になったら、1000万円で50万円→100万円、5000万円で250万円→500万円、1億円では500万円→1000万円(!)と現行の倍の額になります。が、それでも焦っては買ってはだめです。家は一生もので、2度と建てられないかもしれません。それを考えたら、例え消費増税分を余分に払ったとしても、じっくり吟味・検討したほうが、長い目でみればソンしたことにはならないと思います。

さらに、消費税導入後は新築・中古に限らず、マンションも戸建も需給バランスの関係から値下がりする可能性もあります。また住宅減税などの様々な特典もあるので、一概にソンとは言い切れないとも思います。

さあ、欲しいと思った時がつくり時! カーサの住宅特集を読んで将来のマイ・ホームに思いを馳せてみてください。

特集担当編集/白井良邦


CASA BRUTUS No. 167

最新・最強! 住宅案内2014

1,026円 — 2014.01.10電子版あり
試し読み購入定期購読 (24%OFF)
CASA BRUTUS No. 167 —『最新・最強! 住宅案内2014』

紙版

定期購読/バックナンバー

デジタル版

読み放題※ 記事の一部が掲載されない場合もあります。
  • buy-dmagazine
  • buy-rakuten-2024

詳しい購入方法は、各書店のサイトにてご確認ください。書店によって、この本を扱っていない場合があります。ご了承ください。