マガジンワールド

From Editors No. 187 フロム エディターズ

特集内容

ルーシー・リーと、私の好きな器

独特なフォルムと色彩で、時を超えて今なおモダンなルーシー・リーの器。20世紀イギリスを代表する陶芸家の魅力を、没後20周年展が全国を巡回中の今こそ知りたい! さらにクリエイター、ショップ、ギャラリーなどの目利き100人が、毎日使いたい美しい器をリコメンド! 欲しい器、好きな器など、それぞれの立場から今の気分を語ってくれました。

*Part 1 / The 20th Memorial of Lucie Rie
●没後20年、女性陶芸家、ルーシー・リーのすべて。
●うつわ好きがインスタグラムを席巻中!
●蒼井 優、憧れのルーシー・リー巡回展へ。
●5分でわかるルーシー・リー。
●60年来の盟友が語る、人気陶芸家の素顔。
●遺伝子を引き継ぐ現代のクリエイター。
●表情豊かなルーシーの器、あなたならどう使う?

*Part 2 / Utsuwa Lovers
●目利きたちが選んだ、毎日使いたい美しい陶磁器
●ライフスタイルショップの一押しは?
●6人のクリエイターが語る、今いちばんのお気に入り。
●皆川 明さんがリチャード ジノリで器を作りました。
●クリエイターと職人のコラボがますますおもしろい。
●今こそ買いたいヴィンンテージの器。
●長山智美のラブリ〜民芸。
●料理のプロもハマる、かわいいアルミとホーロー。
●器ギャラリーに聞いた、今注目の作家。
●NIGO®さん、陶芸を始めたって本当ですか?
●金継ぎで直して使う美しさ。
●人気レストランはどんな器を使ってる?

【第二特集】
2015-16 Autumn/Winter Fashion GRACEFUL KANAZAWA
歴史と文化が紡ぐ潤いの城下町、金沢をクチュールシックなモードとともに訪ねるファッションストーリー。

●別冊付録/MADE IN JAPAN by Ermenegildo Zegna


 

Editor’s Voice

いつかはルーシー・リーも…
イギリスを代表する陶芸家、ルーシー・リー。彼女の没後20年を機に、今、全国で巡回展が開催されています。日本でもその人気は凄まじく、5年前に国立新美術館で行われた展覧会には、のべ11万人以上が訪れたそうです。

この特集の巻頭では、ルーシー・リーのファンであることをかなり前から公言している蒼井優さんと、千葉市美術館に行きました。気になる器があると数分立ち止まり、じーっと器を見つめながら「いいな…ほしいな…」とつぶやく蒼井さん。カメラを気にせず舐め回すように器を見ちゃう鋭い眼差しがとってもキュートでした(しっかり写真におさめさせていただきました)。

そんなこと言っても、ルーシー・リーは買えないでしょー! と思い調べてみたら、意外に買うことはできるんですよね。もちろん人気の鉢や花瓶は数百万〜とけっこうなお値段しますが、比較的多く作られているカップ&ソーサーなどは数十万円代から手に入るそう。買えるお店も掲載していますので、特集内でぜひご覧ください!

その他にも著名人の好きな器を紹介してもらったり、ヴィンテージの器を紹介したり、人気レストランの器づかいを見に行ったりと、本当に器づくしの特集になりました。この特集を見ていただければ、すぐに器を買いに走っちゃうこと間違い無しです! ちなみに私は取材中軽く数万円分買いました。いつかはルーシー・リーも…買えたらいいのですけれども。

「没後20年 ルーシー・リー展」は笠間にある茨城県陶芸美術館からスタート。次回は10月31日から姫路市立美術館ではじまります。すごくいい美術館でした。
「没後20年 ルーシー・リー展」は笠間にある茨城県陶芸美術館からスタート。次回は10月31日から姫路市立美術館ではじまります。すごくいい美術館でした。
笠間を訪れた際は笠間焼のセレクトショップ<回廊ギャラリー 門>もぜひ。
笠間を訪れた際は笠間焼のセレクトショップ<回廊ギャラリー 門>もぜひ。

今回のロケハン中、取材中に買ってしまった器の一部をご紹介。右上から時計回りに、沖縄県の常秀工房、益子の遠藤太郎さん、吉田直嗣さん、ウズベキスタンのお皿、沖縄の田村窯、アラビアのRUSKA、器?ですがルワンダのかご。
今回のロケハン中、取材中に買ってしまった器の一部をご紹介。右上から時計回りに、沖縄県の常秀工房、益子の遠藤太郎さん、吉田直嗣さん、ウズベキスタンのお皿、沖縄の田村窯、アラビアのRUSKA、器?ですがルワンダのかご。


特集担当編集/真田奈奈
CASA BRUTUS No. 187

ルーシー・リーと私の好きな器

897円 — 2015.09.10電子版あり
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CASA BRUTUS No. 187 —『ルーシー・リーと私の好きな器』

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