マガジンワールド


From Editors No. 196 フロム エディターズ

特集内容

Lifestyle Shopping
ライフスタイル・ショッピング!

ライフスタイルショップは、ただモノを買うだけの場所ではありません。こだわりの空間づくりからインテリアのヒントをもらえたり、併設のカフェで器やカトラリーの使い心地を実感できたり。心惹かれる日用品との出会いはもちろん、新しい体験が待っているお店を集めた、最新ショッピングガイドです!

●時空を超えて旅する、図書博物館〈TONERICO〉。
●人気リネンブランドがセルフリノベした空間〈THE DEARGROUND〉。
●ファッションのアトリエに生まれた、黒と白の静謐なショップ〈08book〉。
●世界のクラフトがひしめく神宮前の巨大モール〈CPCM〉。
●茶筒の〈開化堂〉が作った、伝統工芸も人も集うサロン〈Kaikado Cafe〉。
●職人仕事の美しさに出会う、京のギャラリーショップ〈日日〉。
●〈くるみの木〉がプロデュース。奈良の文化と食を伝える新拠点〈鹿の舟〉。
●あの生活道具の人気店が、新たな地でスタートを切りました。
●ヒップな日本文化の発信地、新生〈ビームス ジャパン〉。
●本の世界を体験する、書店の新しい形。
●人気ショップのマストバイ・カタログ。
●日本全国・最新ライフスタイルショップガイド。
●わざわざ買いに行きたい! 最新テイクアウトフード。

第二特集
最新デザインの見本市! ミラノデザイン週間2016報告。


 

Editor’s Voice

ショッピングは購入までの過程が楽しい!
ネットショッピングで「この商品を買った人はこんな商品も買っています」などの表示を見る度に、消費者の購買データから生み出されたおすすめ情報は、すごく正確だなあと感心してしまいます。思わず「そうそう、これ欲しかったんだよね♪」とポチッ。でも、そんな買い物ばかりで満足してしまっていると、自分の関心や趣味 は、一向に広がらないのかもしれません。

今回の特集でお話をうかがった店主の皆さんは「売りたい」という気持ちはもちろん、お店を構えること、自分が店頭に立つことで何かを「発信したい」という意思を持つ人たちばかりでした。

最大公約数的にそこそこ良いものがそれなりにどこでも手に入るようになってきたからこそ、今行きたいのは店主の好みや打ち出したいカルチャーが、良い意味で偏っているお店です。

モノは「所有する」、「使う」ことはもちろんですが「出会い方」にも思いを馳せたい。その過程に人と場所があるとなお良い。旅先で読んだ本や、誰かと聴いた音楽に自分だけの物語が生まれるように、モノにだって、店に行き、店主とのコミュニケーションを通して買ったからこそ生まれる愛着がありますよね。たとえお店で買い物をしなかったとしても、こだわりを持った店主の考えやモノ選びの基準に触れるだけで、これまで気づかなかった自分の潜在的な物欲に出会えたり、新しい趣味や興味の入り口を見つけるきっかけになったりするはず。この特集が、その一助になれば嬉しいです。「私にオススメのもの」を確認するだけでなく、「あの人が売りたいもの」に耳を傾けるのも、楽しいよね。と再確認することができた取材でした。


<超私的! お店の取材をしていて気になったあんな品、こんな品>
金沢の〈WHOLE〉で見つけた西ドイツ製の花瓶。「FAT LAVA」と呼ばれる、溶岩のような釉は70年代の西ドイツ製の瓶に見られる意匠で、世界中に収集家がいるそう。そんなの全然知らなかった!
金沢の〈WHOLE〉で見つけた西ドイツ製の花瓶。「FAT LAVA」と呼ばれる、溶岩のような釉は70年代の西ドイツ製の瓶に見られる意匠で、世界中に収集家がいるそう。そんなの全然知らなかった!
話題の〈BEAMS JAPAN〉で見つけた缶切り。マッターホーンの前にコラージュされた70's 風のグラマラスな女性。このキッチュなセンスに脱帽。ビビットな赤が効いてます。三周くらい回ってクール!(と思うのは僕だけ?)
話題の〈BEAMS JAPAN〉で見つけた缶切り。マッターホーンの前にコラージュされた70’s 風のグラマラスな女性。このキッチュなセンスに脱帽。ビビットな赤が効いてます。三周くらい回ってクール!(と思うのは僕だけ?)
西海岸の風をビュンビュン吹かせていた横浜の〈COMMUNITY MILL〉で見つけたのは、アメリカの国立公園でよく見かける、山火事への注意を促すキャラクター〈SMOKEY BEAR〉のポスター。時代によってクマの表情が違うそうな。そういう話を聞くと、集めたくなっちゃう……。
西海岸の風をビュンビュン吹かせていた横浜の〈COMMUNITY MILL〉で見つけたのは、アメリカの国立公園でよく見かける、山火事への注意を促すキャラクター〈SMOKEY BEAR〉のポスター。時代によってクマの表情が違うそうな。そういう話を聞くと、集めたくなっちゃう……。
ノルウェーのミッドセンチュリー家具を多く取り扱う〈Norwegian Icons〉の2013年に行われた展示用カタログ。商品紹介の合間に挿入されたノルウェーの景観写真が美しい。取材中、もの欲しそうな顔をしていたのがバレたのか、『よかったら、さしあげますよ』と。大切にします!
ノルウェーのミッドセンチュリー家具を多く取り扱う〈Norwegian Icons〉の2013年に行われた展示用カタログ。商品紹介の合間に挿入されたノルウェーの景観写真が美しい。取材中、もの欲しそうな顔をしていたのがバレたのか、『よかったら、さしあげますよ』と。大切にします!


 
特集担当編集/井手裕介