マガジンワールド

From Editors No. 199 フロム エディターズ

特集内容

KYOTO TRAVEL GUIDE 2016
新しい京都、完全ガイド。

今、京都で新しいことが次々と起こっています。工芸、アート、グルメに建築、一 般公開が始まった京都迎賓館の鑑賞法まで、最新の京都を完全ガイド!

KYOTO MAP
●最新・京都マップ

KYOTO LOVERS♡
●京都好きが噂する旬な話題は?

NEW KYOTO CRAFT
●伝統工芸をもとにした、新しいものづくり。
昂 KYOTO/永松仁美
Kaikado Café/GO ON
三三屋/グルーヴィジョンズ
Arts&Science 京都/ソニア パーク
Kajitsu/小堀周一郎

ART
●今年必見!京都限定公開アート。
山口晃が見る、狩野派の障壁画。
生誕300年、伊藤若冲。
樂焼から生まれた、現代アート。

GOURMET
●京の食通が集う店。

COFFEE
●野村友里、京都の新世代珈琲文化を学ぶ。

STAY
●新しい京都ステイのかたち。

ARCHITECTURE
●京都迎賓館、京都御所が通年公開スタート!
●長坂常の「じょう散歩」。〜京都編〜

LIFESTYLE
●京都郊外に、ライフスタイルのヒントがありました。
大原
木津
宮津
京丹後

SOUVENIR
●目利きが見立てる、京みやげ。

★秋冬ファッションスペシャル!


 

Editor’s Voice

伝統を大切に受け継ぐ一方、「新しもの好き」。
そんな京都は、今一番動きのある街なんです。
今、なんだか京都がざわざわしています。新しくプロジェクトをはじめるとき、東京ではなくまず京都を選ぶクリエイターが増えていること。京都の伝統工芸とモダンなデザインをミックスさせた、まったく新しいセンスのものづくりがあちこちではじまっていること。おまけに生誕300年をむかえ、東京都美術館の展示が話題を呼んだ伊藤若冲の限定公開も、この秋目白押し。今一番新しい動きがある街って、実は京都なんじゃないの!? そんなことから、この特集ははじまりました。

いろんなクリエイターからその名が上がった今年一番話題の店は、開化堂が手がけた〈Kaikado Café〉。京都の伝統工芸の若旦那たちが組んだユニット「GO ON」の、各々の作品を実際に見て使って体感できる場所でもあります。今回はお店のことだけでなく、そこで当たり前のように使われる新しいプロダクトが、いかに伝統工芸の技術を注ぎ込んで作られているかをがっつり取材させていただきました。ドリッパーができあがるまで、辻さんの金網の編み目の大きさはどんな道筋を辿ったのか? 朝日焼のカップ&ソーサーの試作品は何十個焼かれたのか? など、聞いているだけでため息が出るような細かい調整の積み重ねの上に作られたプロダクトたち。ぜひ実際に見てみていただきたいです。

その他、画家の山口晃さんが今年限定公開されている狩野派の障壁画の見方を教えてくれたり、フードディレクター・野村友里さんが新しいコーヒースタンドや喫茶店で珈琲修行をしたり、今年通年公開がはじまった京都御所と京都迎賓館の巡り方を京都工芸繊維大学の清水重敦さんに解説していただいたりと、いろんな方に京都を訪れていただきました。専門家のフィルターを通した、新しい京都の見方も必見です!

今一番話題のスポット〈Kaikado Café〉。約90年前の市電の車庫兼事務所を改築し、この春オープンしました。
今一番話題のスポット〈Kaikado Café〉。約90年前の市電の車庫兼事務所を改築し、この春オープンしました。
忘れちゃいけない京都のグルメも、今回はしっかりとりあげています。京都の食いしん坊たちを集めて対談し、一番出てきたのがこちら、〈ブランカ〉。鶏といちじくとパクチーですよ。だからお酒が進んじゃうんですよね。
忘れちゃいけない京都のグルメも、今回はしっかりとりあげています。京都の食いしん坊たちを集めて対談し、一番出てきたのがこちら、〈ブランカ〉。鶏といちじくとパクチーですよ。だからお酒が進んじゃうんですよね。
私が愛する京都のたまご①。〈やまもと喫茶〉のオムレツ仕立てのたまごサンド。誌面では進化形たまごサンドを取材しています!
私が愛する京都のたまご①。〈やまもと喫茶〉のオムレツ仕立てのたまごサンド。誌面では進化形たまごサンドを取材しています!
私が愛する京都のたまご②。〈権太呂〉のけいらんうどん。定番ですが、たまごのふわふわさと生姜の効かせ方が、夏にも冬にもぴったりですねん。
私が愛する京都のたまご②。〈権太呂〉のけいらんうどん。定番ですが、たまごのふわふわさと生姜の効かせ方が、夏にも冬にもぴったりですねん。


 
特集担当編集/真田奈奈
CASA BRUTUS No. 199

進化し続ける古都! 京都

916円 — 2016.09.10電子版あり
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CASA BRUTUS No. 199 —『進化し続ける古都! 京都』

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