マガジンワールド


From Editors 編集部こぼれ話

大きなカバンに大好きな本を詰めて……

有名人のパブリックイメージというのは様々だと思いますが、人気女優の中で、極端に「見た目」にこだわっている人には、意外にもあまりお会いしたことがありません。それよりも、健康であること、常に見られることに対する強さ、作品にキャスティングされたことへの責任感……そういうことの積み重ねが、 いつしかその人の美しさを作り上げているように思います。

撮影中、写真をパソコンのモニターですぐに見られるのですが、自分の顔を細かくチェックする女優さんは少数派です。いま、自分が求められているのはこういうこと、という鋭さと肝の据わった感じ、さすが女優だなあ、と思います。

そんな中で、今号の表紙を飾った石田ゆり子さんは違いました。カメラの前で、まるで初めて撮影に来た少女のようにはにかむのです。カメラマンを含め、スタッフ全員が女性なのに、わたしはどうしたらいいですか? という表情で照れ笑い。

編集部のリクエストどおり、好きな本を大きな茶 色い革のカバンにたくさん詰め込んで持ってきてくれました。本やピラティス、食べ物の話になると、心から楽しそうなのが印象的。恥ずかしがり屋の女優って新鮮です。

石田さんは公開中の映画『悼む人』に出演しています。こちらもぜひ見てみてくださいね。

(編集K)