マガジンワールド

森田醤油の手造りぽん酢

手みやげをひとつ (303)

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森田醤油の手造りぽん酢

安心安全で美味しい。つい“飲みたくなる”ぽん酢です。


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「手みやげを贈るのって難しい。品選びはもちろん、タイミングも重要。受け取る人が負担に思うような贈り方もダメ。センスが求められるんですよね」

こう話すのは、鋭くもユーモラスな視点と独自の表現で、著述家そしてコメンテーターとして活躍する湯山玲子さん。一時的な流行や話題性に左右されることなく、自分なりに納得のいくストーリー(物語)をもった品を贈りたいという。

「手みやげに花を添えるのはちょっとした“うんちく”。たとえば、ヴェルサイユ宮殿横の菜園のプロダクツを使い、マリー・アントワネットの名を冠した紅茶や、皇妃エリザベートが愛したスミレの砂糖漬けなんて、女性ならその由来を聞いただけでワクワクするでしょう(笑)」

仕事柄、国内外を飛び回る湯山さんは、各地で生産者に出会うことも多い。今回のオススメである『森田醤油』の〈手造りぽん酢〉も、造り手との出会いからお気に入りに加わった一品だ。

「奥出雲の歴史ある蔵で、木桶を使った昔ながらの醤油造りを見たら、もうここの醤油しか使えなくなって(笑)。社長の森田郁史さんが開明的な人で、天然のものにとてもこだわっているんですよ」

自社で仕込んだ国産丸大豆醤油に、カツオ節や昆布を煮だしてとったダシを加え、ダイダイ、スダチ、ユズの果汁で味を調えた無添加の〈手造りぽん酢〉。「安心して、長く食べ続けられるものを作りたい」と、森田さんが20年以上前に開発した一品で、自らが原料を厳選。すべての工程を自社で行っている。

「味のバランスがすごくいいぽん酢なんです。お湯で薄めてすまし汁や、オリーブオイルを加えてドレッシングにしても。いや、いっそ飲んでもいいくらい(笑)」

信頼のおける生産者が真摯に手がけた品への安心感。それは手みやげを贈る側も、贈られる側も笑顔にしてくれる。

湯山玲子さん

ゆやま・れいこ 著述家、ディレクター
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出版、広告の分野で幅広く活躍。エッセイストとして著作も多数。爆音でクラシックを聴く「爆クラ」イベントも主催。近著に『喝!:迷える女子の人生相談』(小学館)。http://yuyamareiko.blogspot.jp



もりたしょうゆのてづくりぽんず●島根県仁多郡奥出雲町三成278 ☎0854・54・1065 営業時間8時30分〜18時、日・祝休。360㎖ 680円。主原料の丸大豆醤油は、島根県を中心に国産の大豆と小麦、豪州産の天日塩で仕込んでいる。「白身魚の薄造りや豚しゃぶに合いますよ」と森田さん。取り寄せ可。http://morita-syouyu.com/

撮影・青木和義(商品) 文・坂本 愛