マガジンワールド


MISSION 35 : テーマは、モデルさんが大好きな北欧の世界。一見意外な、ヴィヴィッドなアイメイクを合わせた理由も、聞けば納得です。

BEAUTY
街行く女性を美しく変身させる大人気企画が連載に!
その人だけが持つ美しさをメイクのUDAさんが引き出す、そのプロセスに注目!


 
Photo: Jun Kato(object)   Text: Ryoko Kobayashi - ワンピース ¥36,750(メゾン キツネ | メゾン キツネ カスタマーセンター)/ブレスレット ¥28,350(パメラ ラブ | オープニングセレモニー)
Photo: Jun Kato(object) Text: Ryoko Kobayashi – ワンピース ¥36,750(メゾン キツネ | メゾン キツネ カスタマーセンター)/ブレスレット ¥28,350(パメラ ラブ | オープニングセレモニー)

オリジナルブレンドのリップで
北欧の素朴な温かさを

UDAさんからの「好きな映画は何?」という質問に、フィンランドを舞台にした『かもめ食堂』と即答した上神田さん。

「作品のほっこりした空気感は、洋服のセレクトや穏やかで丁寧な物腰から感じた、彼女そのもの。好きな世界観やファッションなど至るところに共通する要素、これをメイクに取り入れない手はありません」(UDAさん)

リップメイクに選んだのは、温かみのある明るい黄土色。

「市販ではなかなか見つからない色がイメージだったので、深みのあるブラウン(5)とオレンジ(2)のリップをブレンドしてみました。ブラシを使い、唇の形通りにフレームを取りながら塗っています」(UDAさん)

さらにアイブロウは、筆ペンタイプのペンシル(1)を使って、プリミティブに。眉骨に沿った元の眉の範囲内にラフに描き足した。

「ヘアは美容師でもある本人にオーダー。いつもの自分を溶け込ませることで、僕がメイクで大切にしている〝その人らしさ〟が深まります」(UDAさん)

意外な組み合わせでブラッシュアップ

ピンク(4)とホワイト(3)を使った印象的なアイラインは、実は最後まで迷いに迷ったポイント。

「ほっこりした色やディテールでまとめれば絶対的に似合うけれど、ワクワク感が足りない。そこを解決するヒントになったのが、彼女のもうひとつの顔でした。表参道の人気サロンで働くおしゃれな女性、というところから、ポップでアクティブな色合わせにトライ」(UDAさん)

目のキワにピンクを細く引き、それを隠しきらないように上からホワイトを。ただし彼女にとって奇抜にならないよう、目の幅いっぱいに描くベーシックな形で入れた。

「自分では思いつかないメイク!」と語った上神田さんのように思う人には、

「ベクトルの違う魅力を、メイクに置き換えてプラスする方法を覚えておけば、きっと自分でも発見できるはず」(UDAさん)


今月のミューズが生まれるまで


上神田秋桜さん(美容師)

2013. 5. 31  at Omotesando(Photo: UDA)
2013. 5. 31 at Omotesando
(Photo: UDA)

「デニムとチェックのシャツ
というトラッドなアイテムを
素敵に着こなしていた
上神田さん。

すごくオシャレで
〝イマドキ〟なタイプに
見えるけれど、
古風な一面も。

きれいな言葉遣いに
にじみ出ている品の良さが
彼女を輝かせている」

─UDAさん



メイクアップ: UDAさん

UDA≫ メイクアップアーティスト。緻密な理論に基づいたオリジナルのテクニックで、本誌をはじめとしたファッションやビューティページで活躍。最近は、舞台のメイクプロデュースも手がける。本企画では、街でのモデルハントから、ヴィジュアル全般のディレクションまでを担当。

睫毛の生え際のみピンクのラインをそのまま残しホワイトを重ねる。目を開けてチェックを繰り返し、太さと位置を調整。
睫毛の生え際のみピンクのラインをそのまま残しホワイトを重ねる。目を開けてチェックを繰り返し、太さと位置を調整。
今回、ヘアは美容師の上神田さん自身で。ベリーショートの毛流れをジェルで整えた。
今回、ヘアは美容師の上神田さん自身で。ベリーショートの毛流れをジェルで整えた。