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ニッポン美人化計画 Mission 59: イマジネーションの世界観を投影した毒のあるガーリーなメイク。これから注目のくっきりしたリップメイクも見どころです。

BEAUTY
イマジネーションの世界観を投影した毒のあるガーリーなメイク。
これから注目のくっきりしたリップメイクも見どころです。


 
ブラウス ¥24,000(マヌカンズジャポン)/タイトスカート ¥21,000(レコール デ ファム | ファリーン トーキョー)/ブレスレット ¥13,000(ユートピア | マザー)/リング ¥8,800(ソムニウム) Text: Ryoko Kobayashi
ブラウス ¥24,000(マヌカンズジャポン)/タイトスカート ¥21,000(レコール デ ファム | ファリーン トーキョー)/ブレスレット ¥13,000(ユートピア | マザー)/リング ¥8,800(ソムニウム)
Text: Ryoko Kobayashi

今月のミューズが生まれるまで

「フォルナセッティが好きです」と話す、今回のモデル山田さん。彼女の印象を言い表す言葉を探していたUDAさんは、その自己紹介に「イメージぴったり!」と思ったそう。

「ちょっとシュールで、現実感のないムード。まるで血が通っていないかのような白い肌が、フォルナセッティの陶器のようで象徴的。そんな彼女が、頭に描いていそうな世界観をメイクに落とし込むことにしました」(UDAさん)

最初に決めたのは、深紅の口紅。

「どこか少女性がある彼女の、シュールな面を色濃くした深みのあるリップメイクにしてみました。上からたっぷりと重ねたグロスは、普通なら色気になるところですが、彼女のキャラで程よい毒っ気に」(UDAさん)

この赤の唇と、白肌、黒髪のコントラストをさらに強めるために、眉メイクにひと工夫。アイブロウパウダーにグリーンのアイカラーを複数混ぜて描き、黒を引き立てるニュアンスをプラスした。最後に黒と赤のネイルを塗って完成。


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山田 瞳さん
学生

2015. 1. 23 at Omotesando
Photo: UDA


 
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ベースは、ちょっとした色ムラにコンシーラーをのせただけのほぼ素肌。山田さんが描いていた眉をオフし、緑のパウダーをまぶすようにのせて、黒髪の印象を強める。リップメイクは、口紅と同じ色のライナーで輪郭を描く。今回は奔放さを出すために、元の輪郭よりもオーバーに描き、内側全部を塗りつぶす。口紅(2)はリップブラシにたっぷりとり、描いた輪郭に沿って丁寧に塗り重ねる。グロス(1)は、同じように全体にかぶせるが、無機質な“加工感”を出すために、厚くぽってりとつけるのがポイント。アイメイクは、黒のリキッドライナーで、目頭を1mm弱、目尻は大胆に1cmほどはみ出して描く。赤みのあるブラウンを、目のキワから二重幅の範囲に、ふんわりとのせれば出来上がり。ネイルは砂のような凸凹感のある黒(3)を10本の指に塗り、薬指と小指の2本に赤(4)を重ね塗り。

UDA
メイクアップアーティスト。雑誌・広告のファッション&ビューティ、女優やアーティストを担当。緻密な理論に基づくテクニックは日々進化中。本企画では、モデルハントやディレクションも。最近は素肌感のある新感覚のベースメイクに注目。


 
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1: パープルがかったピンクのグロス。洗練された輝きが長持ち。ルージュ ディオール ブリヤン #688 ¥3,900(パルファン・クリスチャン・ディオール)
2: 深みのある赤が、マットに発色。イレジスティブルリップス M 07 ¥3,000(RMK Division)
3・4: ざらっとした質感やインクを散らしたようなラメが新鮮! ネイルズ インク アレクサ チャン ファブリック エフェクト アレクサレース・アレクサレザー 各¥2,800(TAT)