マガジンワールド

お金で世界にコミットする。

〔Hanako/Money〕
世界の大富豪の多くがユダヤ人である理由とは? 真似して、マネーを増やすの巻。
星野さんの著書『ユダヤ人大富豪に学ぶお金持ちの習慣』『金銀銅の法則50』を熟読中。
星野さんの著書『ユダヤ人大富豪に学ぶお金持ちの習慣』『金銀銅の法則50』を熟読中。

堀川:星野さんはユダヤ人に関するお金の本を何冊も出されていらっしゃいますが。
星野:ユダヤ人と結婚していたので。
堀川:なるほど、わかりやすい。
星野:そこで私はとても多くのことを学び、大きく変わったんです。
堀川:と、言いますと?
星野:ユダヤ人ほど迫害や差別を受けてきた人々はいません。それでも彼らは2000年以上自国を持たず生き延びてきた。国や財産を所有する代わりに知恵を備えてきたんです。
堀川:確かノーベル賞受賞者の割合も圧倒的に多いんですよね。お金持ちが多いイメージもあります。
星野:ユダヤ人はお金の話をよくします。日本人は違いますよね? なんとなく口に出すのはタブー。お金イコール汚いものみたいな扱いをしがちじゃないですか。
堀川:時代劇の越後屋のイメージでしょうか。お主も悪よのう的な。
星野:ユダヤ人にとってお金の話はするのも聞くのも当たり前。彼らは幸せとお金を両立して考えるんです。
堀川:確かに、ないよりあるほうが、幸福の実現度は高いのは確かですね。
星野:お金のことは知っておくべきこと。今すごい円安になってるのに、日常でそういう話ってしませんよね。けど、例えば自分が何かに少額でも投資していたりすると、人って一気に自分事になるんですよ。ニュースを見て、さらに自分の頭で考えることで、世の中の仕組みやからくりが見えてくる。まず、経済の動きを自分のこととして考えてみてください。


 
教わった人
堀川 静/ライター 堀川 静さん/ライター

「宵越しの銭は持たない」ことを美徳だなどと言っていた自分とはつい先日決別。清く賢く美しい投資家を目指す。マネーリテラシー上げたい女子。
 
教えてくれた人
星野陽子さん/翻訳家、作家 星野陽子さん/翻訳家、作家

外資系メーカーやシティバンク勤務を経てフリーの特許翻訳家として活躍。ユダヤ人的思考を得てから貯金や投資をはじめ、資産6億円をつかむ。
 


別にお金は悪くない。お金イコール悪、タブー、汚いもの、みたいなイメージをなくしましょう。資本主義社会においてお金は対価。そして、けっこうな割合で幸せと並行してあるものなのです。
別にお金は悪くない。お金イコール悪、タブー、汚いもの、みたいなイメージをなくしましょう。資本主義社会においてお金は対価。そして、けっこうな割合で幸せと並行してあるものなのです。

それは世界を知ること。お金の動きや流れを知ることはすなわち世界を知ること。新聞やネットを通して世界情勢を知り自分事として考えることが大事。そうすることで必然的にリテラシーも上がります。
それは世界を知ること。お金の動きや流れを知ることはすなわち世界を知ること。新聞やネットを通して世界情勢を知り自分事として考えることが大事。そうすることで必然的にリテラシーも上がります。
1分で分かるQ&A
 

Q ユダヤ人の定義って?

A もともとはユダヤ教を信仰する人々を指していたが、現在のイスラエルの帰還法によると「ユダヤ人を母に持つ者、もしくは他宗教に帰依しないもの」と定義されている。
 

Q で、なんでユダヤ人とお金なの?

A 世界を支配しているとまでいわれるロスチャイルドや世界一の投資家と呼ばれるジョージ・ソロスなどもユダヤ人。資産家や金融業界で活躍する人々にはユダヤ人が多い。
 

Q ユダヤの教えが日本の教育にも?

A 小学校は2011年から、中学校は12年から、新学習指導要領として組み込まれた「言語活動の充実」こそ、ユダヤの成功法則ともいえる論理的思考に基づいているという。


 
教えて! 星野さん
星野さん、もっとユダヤ人とお金のこと教えてください。
とにかくユダヤ人の彼に言われたことは「なぜ?」、そして「考えろ」でした。彼らは常識や既存の考え方に決して囚われない。自分の頭でちゃんと考えることって、当たり前のようで、実は人ってなかなかできていないんですよね。生きている限り奪えないもの、それが唯一知識だということを彼や義理の父は私に教えてくれました。そして、彼らはお金に対してネガティブなイメージを一切持っていません。日本では清貧の思想こそが美しく、お金は持ち過ぎると身を持ち崩す、親族との争いの種になるなどなぜかネガティブなイメージが付きまとう。けれども、ユダヤ教において、お金は神様からの祝福。素直にお金を尊び、手に入れようと努めるんです。実際にそうですよね? 私たちが幸せを感じることの多くはお金によってもたらされるんですから。
 


photo: Tomoo Ogawa text: Shizuka Horikawa illustration: Yurikov Kawahiro
Hanako1092号「Club Hanako」掲載