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P100
野中モモのときめき ★ ブックコラム
おしゃれ紳士・淑女に学ぶ
ファッションうらおもて。
華麗? 壮絶? おしゃれに本気の人たちの本で
気持ちをドレスアップ。
『Front Rowアナ・ウィンター』
ジェリー・オッペンハイマー著
川田志津訳
ファッション界の女王アナ・ウィンター初のバイオグラフィ。本人の協力は得ていないものの、周囲の人々に取材し、米国版『ヴォーグ』編集長就任以前のキャリアや私生活についてもつぶさに調査。
(マーブルトロン/2625円)
『メンズウェア100年史』
キャリー・ブラックマン著
桜井真砂美訳
スーツ、労働者と兵士、アーティストと改革論者、スポーツウェア、よい男と悪い男、反逆者など、メンズファッションのさまざまな系統とその展開を紹介。著者はイギリスのファッション史家。
(P-Vine BOOks/3990円)
そろそろ秋冬ものも出揃って、街のショップや百貨店が一段と華やかになる季節。最新トレンドのチェックとは別に、ファッションの力を思い知らせてくれる本で、おしゃれ心を盛り上げていこう。
高級ブランドのコレクション最前列に陣取り、サングラスの向こうから鋭く目を光らせる金髪ボブの女性。『Front
Rowアナ・ウィンターファッション界に君臨する女王の記録』は、「氷の女王」の異名を持つ米国版『ヴォーグ』編集長の伝記だ。
彼女をモデルにして書かれたと噂される小説『プラダを着た悪魔』と、その映画版によって、世界中にその名が知れ渡るようになったアナ。1949年にイギリスで生まれた彼女は、日本で言うところの団塊の世代。ユース・カルチャーが花開く’60 年代ロンドンで過ごしたおませな青春時代から、辣腕を振るって年俸200万ドルとも言われる世界のトップ・セレブリティに上り詰めるまでの軌跡は、ひとつの現代文化史としても学ぶところ多し。
さて、アナ・ウィンターの選択は世界のトレンドに絶大な影響を与えているかもしれないが、歴史のうえで「新しいかっこよさ」を開拓してきたのは決して一部のお金持ちだけではない。さまざまな文脈から生まれたスタイルを豊富な図版とともに紹介する『メンズウェア100年史』を見れば、それは一目瞭然。時代を超えたいい男カタログとしても、目の保養になる。
『わたしはわたし。そのままを
受け止めてくれるか、
さもなければ放っといて。』
笑った顔、考え込んでいる顔、見つめている顔。子供たちのさまざまな表情と、有名女性たちの格言的な言葉に目を落とせば、晴れやかな気持ちに満ちあふれてきます。演じることよりも自然な表情にほっとさせられる。
(アルファポリス/1470円)
『あきらめない!』
世界で活躍する有名アスリートが、あるとき口にした真実の言葉。選ばれた者だけが行き着くことのできる場所で、感じたままの気持ちが言葉になって表れる。次の一歩を後押ししてくれる応援歌のよう。(マガジンハウス/1260円)
写真/小堀篤信 取材・文/野中モモ(ときめきブックコラム)
