マガジンワールド


From Editors No. 1053 フロム エディターズ

副編集長より

2時間のパリ深夜散歩…。
その甲斐あって発見したのは?

深夜のパリを歩きました。
少し良さげに聞こえますか? しかし実際はこうなのです。

昼間は取材、撮影、打ち合わせが詰まっていて余裕がないのが海外ロケの常。なので自由は夜しかない。東京に帰る日は決まっているので、睡眠を削って街を知ろうとするわけです。パリ最後の夜、会いたいし、会わねばパリを作れない人に、会いに出かけました。で、今まで食べたことのない“超”熟成肉を食べた。その帰り。ホテルまで2時間の孤独な深夜散歩…。

しかし歩いた甲斐がありました。この数年、工事中だったレピュブリック広場がとても綺麗になっているのを発見。あたりは暗くて広くてはっきり視認できませんが…(おそらく)広場の表面に薄く水が張ってあり、その奥に深夜カフェが続いている。旅の興奮と睡眠不足も手伝って蜃気楼のように美しい情景(に見えた)。噂では補修工事に30億円かかったらしい。ボネ・フリジアンを被った「自由、平等、博愛」の象徴マリアンヌ像が、頼もしいほどに健在でした。人も街も、朝と昼と夜、時が違えば、同じものも別物に見える。

ところで件のおいしそうな“超”熟成肉はどこなの? と問われるかもしれませんが、強烈にパリ過ぎて掲載はできません。残念。なにしろ今回は『Hanako』の真骨頂「かわいいパリ。」…万歳!

副編集長 戸高良彦


担当編集より

お久しぶりのパリ特集。
私は渋いギャルソンに夢中。

Hanakoではずいぶん久しぶりの、パリ特集です。何年ぶりだろう、という感じです。本当に久々なので、今取り上げるべき流行はなにか? どうしても行きたくなる場所はどういうところなのか? と、リサーチに次ぐリサーチの日々でした。

パリに行ったら絶対したい10のこと、パリのグルメブック、各エリアの完全ガイド、アルザス・ロレーヌのワイン旅、日本女子のためのパリの聖地など、パリの「定番」と「今」を伝えられるとっても充実した特集になったと思います。次の長期休暇はどこに行こうかな〜と思っている方! ぜひ参考にしてみてくださいね。

多くの方にはどうでもいいことなんですが、今回、パリで一番私が萌えたこと。それは……パリ男子(オジサマ)たちのコスチューム。老舗カフェのギャルソンさんが一点の汚れも無いタブリエをぴしっと腰に巻きつけるところと、黒い小さめの蝶ネクタイもすごく粋でかっこよかったりとか。かたや気鋭のレストランのシェフやパティシエは真っ白なコックコートをパリッと着こなし、いやときには使い込まれてよれっとしてるんだけどそれが無精髭と絶妙にマッチしてまた良かったりとか。(本当にどうでもいいですけど働くパリジャンの無精髭がどうしようもなくツボでした。)
しかもみなさん、自分の仕事にものすごくプライドを持っている。お客さんのどんな要望も見逃さないぎらっとした目つきや、きびきびした身のこなしがたまらなかったです。なに、ここ漫画の中? 執事喫茶迷い込んじゃった? と、取材に行くたびに不純な気持ちになっておりました。(そしてその萌えをカメラマンさんにぶつけて撮ってもらったりしました。本誌で探してください。)まあイケメンが多いってことなんですね。

そんなこんなでパリとっても楽しいですよ!

担当編集 真田奈奈