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From Editors No. 1072 フロム エディターズ 担当編集より

担当編集より

不思議な時間が流れる、 京都の最新をご体験ください。
高い雲や涼しげな風に、秋の気配を感じる今日この頃。年に一度の京都特集の季節です。 今年はおよそ50年ぶりに後祭が復活し、祇園祭が二回行われました。今回はちょうど前と後、両方の祭にかかって取材が続いていたのですが、ちょうど前祭が終わり京都を後にするためタクシーに乗った際。「何で祇園祭は二回やるんか知ってはる?」と聞かれ、いいえと答えると。

運転手さんいわく、前祭でまず年間通して淀み溜まった疫神や悪霊を鉾がなぎ倒し、それらを後祭の鉾が回収?してまわるのだとか。だから今は辻々に疫神があちこち倒れている状態なんだと。……本当ですか!? いろんな説があるのでしょうが、なかなかに想像力を刺激されるお話でした。

今回は、なぜか他の運転手さんからも鞍馬の火祭や今宮神社さんのやすらい祭についての体験談を伺う機会があり、やはり千年単位で連綿と行事や祭を怠らず伝えているとは、大変なことだなあとつくづく思いました。

今回はそんな京都の時間についてがテーマです。伏見人形の羽織猫ちゃん(かわいい! 買いました)と澤屋さんの粟餅(おいしい! また食べたい)から特集はスタートです。もちろん、今いちばん足を運びたい、おいしいお店やユニークな雑貨屋さんももりだくさん。御朱印を集めて寺社もめぐりました。これから京都の旅をちらりとでも考えている方、ぜひご参考に!

担当編集 中條裕子