マガジンワールド


From Editors No. 1116フロム エディターズ 担当編集より

担当編集より

“顔立ち良し”で“よりスパイシー”に。
東京カレーが進化しています。
カレーラバーならお気付きの方も多いと思いますが、昨年ごろから、ニューウェーブなカレー屋さんが東京に続々と誕生しています。そのキーワードは“グッドルッキング”と“本当の意味でのスパイシーさ”。思わずインスタにアップしてシェアしたくなるような、可愛いカレー、ポップなカレー、フォトジェニックなカレーが本当に増えてきています。だけど味はきちんと真面目に美味しい。フレッシュなホールのスパイスを調理のたびに砕いて使ったり、スパイスもオーガニックを意識的に選んだり、珍しいスパイスを求めてたびたび現地に赴いたり。単なる辛さの追求ではなく、より重層的で深みのある香辛料づかいを研究し続ける、柔軟でセンスのいい、若き料理人やオーナーたちが、今の東京カレーの盛り上がりを作っています。

さらに、引き算と抜け感がなんともおしゃれなインテリア、作家ものの特注品や骨董市で時間をかけて探した器たち、スパイスと豆へのこだわりは親和性が高いためか、美味しいハンドドリップコーヒーも、ニューウェーブカレー屋さんの大事なキーワードです。まずはその象徴ともいえる6軒、そしてぜひとも足を運びたい10軒のニューカマーから特集はスタートします。

日本人にカレー好きのDNAを埋め込み、“カレーをお店で食べる”という習慣を作り上げた、喫茶店や洋食屋さんが倦まず弛まず味を守り続ける、古き良きノスタルジックカレーも、尊敬を込めて丁寧にご紹介します。

Hanakoがカレーだけで一冊まるまる特集を作るのは、おそらく初めてでは? ということで、Hanakoが誇るトップライターたちが集結し、総力を挙げました。その一端を垣間見ることができる、編集部内の秘密組織(?)「エスニック部」メンバーによる座談会は、本物のカレーを求めるがゆえの熱すぎる熱量と“エスニック料理屋さん取材あるある”が爆笑必至です。

また、美味しいカレー屋さんには必ず見かける、不思議で魅惑的な飲み物「チャイ」、カレーブームに底上げされるかのように、おしゃれベーカリーでも続々と登場する日本が誇るお惣菜パン「カレーパン」もボリュームたっぷりで取り上げます。

この連日の東京の猛暑が、みなさんのカレースイッチを連打してくれるはず。ぜひHanakoを片手に、東京カレー巡礼へとお出かけください。
(編集YH)