マガジンワールド

From Editors No. 1120フロム エディターズ 担当編集より

担当編集より

よそ行きよりも普段使い。
洗練された日常がある町を巡る。

自由が丘と二子玉川に通いました。いつもの改札を抜けて、食事をして、雑貨店をのぞいて、町の人たちと話をしました。その中で、気がついたことがあります。どの店にも、近くに暮らす人の姿があるのです。初対面では交わすことのできない親しみのある「こんにちは」を聞けたり、カフェに財布と文庫本だけでコーヒーを飲みに来ている女性や、犬の散歩の途中でバゲットを買う外国人を見かけたり。ふたつの町は、そこに暮らす人に育てられた町なのだと思います。それも“いいもの”を知る、こだわりのある人たちに。ハイセンスながらもどこか地に足のついた店が多いのはそのせいかも知れません。

早朝、人のいない町の風景を撮るために、始発で自由が丘に足を運ぶと、愛犬のリードを引く初老の男性に出会いました。聞けば、長いこと近所に住んでいるとのこと。自由が丘といえばあの通りだとか、むこうのカフェは雰囲気がいい、なんて話をしてくれた彼の装いは、ハーフパンツにきれいにプレスされたボタンダウンのシャツ。誰に会うわけでもない早朝なのに、小綺麗にしている彼の服装を見て、自由が丘に洗練された日常があることが私の中で腑に落ちました。

“プレスされたボタンダウンの町”をはじめ、東横線・田園都市線の8駅をメインに魅力的なスポットを厳選した今号。あなたにも、毎日通いたい店が見つかりますように。

(担当編集・阿部太一)


Hanako No. 1120

自由が丘・二子玉川

600円 — 2016.10.06電子版あり
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Hanako No. 1120 —『自由が丘・二子玉川』

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