第10回
厚いのがお好き

食パンを買うとき、子どもの食べやすさを考えて8枚切りを買っていたのですが、最近、どうも満足できないのです。これは間違いなく、昨年のコーヒー特集のときに、コーヒーと一緒にトーストを食べていたせい。舌が喫茶店のトーストのおいしさを覚えてしまったに違いない。

喫茶店のトーストがおいしい理由って、
・バターがたっぷり。
・パリッとした焼き上がり。

そして何より、
・けっこう厚切り。

だと思うのです。とはいえ４枚切りって、１枚当たりだと高いからなあ…と躊躇していたのですが、先日、取材した人の家で冷凍庫をのぞくと、「超熟」の４枚切りが２パックも入っているのを発見。取材に関係なかったけれど、ついつい聞き込んでしまいました。

「絶対厚切りのほうがおいしいですもの。子どもにだって切って分ければいいんですよ」

そうか、切るのか。当たり前といえばそうなのですが、私にとっては目から鱗。さっそく帰ってから真似してみました。外側の「パリッ」と中の「モッチリ」と両方味わえて、幸せ〜。

築地の喫茶店『愛養』方式（クウネル31号でも出てました）で、片手でつまめるサイズに切って、親子で食べるのが朝の定番になりそうです。