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From Editors 2 No. 809 サンドイッチとの関係は永遠 !?

From Editors 2

サンドイッチとの関係は永遠 !?

サンドイッチとひたすら向き合うこと、およそ3ヶ月。すっかりその魔力にヤラれてしまいました。知るほどに、この料理にハマっていきます。

まずは第一期。あの大定番の、ビニールパックされた三角形のサンドイッチはいったいどう生まれたのか。ストーリーは’60sの東京に始まりますが、あらゆる人がチャンスを求めてその専門店を開きまくったという「サンドイッチ・ドリーム」的なアツい時代があったのです。バーのサンドイッチには、村上春樹が「良いバーはうまいオムレツとサンドウィッチを出すものなんだ」という格言を残しています。フルーツサンドの名店を知っていると、デートがうまくいくかも!? アメリカ人の体はピーナッツバター&ジェリー・サンドイッチでできている!? どれもこれも、知的好奇心と味覚の欲求を満たしてくれる取材ばかり。

そして第二期。倦怠期です。ぶっちゃけ、サンドイッチに飽きました(笑)。一日13食サンドイッチ、というときもありましたが、食べて食べて、腹はたっぷり膨れても、なんだか心が満ち足りない……。なんだかんだ言っても“軽食”だからね、なんて、スタッフとその限界を悟りかけたとき、ステーキサンドに出会うのです。それも、格式高いステーキハウスの一品。どこもランチでリーズナブルに出していますが、軽食がメインディッシュになる衝撃を体感できました。

第三期。別れです。無事にこの号を作り終え、スタッフが皆、サンドイッチから離れていきます。かくいうボクも、サンドイッチを食べ過ぎた反動から、夏休みに新潟県・魚沼市を訪れ、コシヒカリを食べまくっていました。お米、サイコー。

ですが、苦楽を共にしたスタッフから連絡がきます。「サンドイッチ、食べちゃいました」、と。2日と経たずに、ついサンドイッチの旨い店を探している、と。家の近くにそんな店がないと寂しい、と。かくいうボクも、新潟からアメリカ西海岸に飛び、休暇を満喫しましたが、各地でサンドイッチを食べまくっていました。サンドイッチ、サイコー。

みんな、サンドイッチに帰ってきました。結局好きになって、好きなままなんです。これは世界中でそうみたいです。「POPEYE FORUM」という定例ページもサンドイッチ・特別版にしましたが、世界各地から届くリポートが楽しくて仕方ない。このページにも書きましたが、カッコよく言えばサンドイッチは地球規模でのソウルフード! この号で好きなサンドイッチが見つかり、世界のいろいろな人とサンドイッチ・トークをするのに役立てば嬉しいです。

榎本健太(本誌担当編集)


モデルで女優の小松菜奈ちゃんも気に入ってくれた、『フルーツパーラー・フクナガ』のフルーツサンド。フルーツ、満載。
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三角パックのサンドイッチの名店、上井草の『カリーナ』。ファッション撮影でもお世話になりました。ホッとするおいしさ。
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熟成肉の名店『ウルフギャング・ステーキハウス』はスライスがぼろぼろとこぼれだす!ふたりで行き、写真のようにハンバーガーと半分ずつシェアするのもいい。
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現存するなかでは全米最古のマーケット「パイク・プレイスマーケット」にある由緒正しきレストラン『athenian』では、定番の「Famous Fish Sand」。シアトルは魚が旨いぜ!
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