マガジンワールド


From Editors 2 No. 819 “横道”にこそ、小さな旅の真髄がある。

From Editors 2

“横道”にこそ、小さな旅の真髄がある。
「明日は船、出ねえかもなぁ」

これが、今回取材した日本最南端の地、波照間島で人から最初にかけられた言葉だ。結局、次の日から船は出ず、後から合流予定のカメラマンは島に入れず、取材は延期になってしまった。シビれるねぇ〜!
そんな苦労があったからこそ、この波照間島の4日間は、人生の中でもいい意味でかなり思い出深い旅になった。もちろん、当初の旅の計画からは大きく“横道”にそれたけど、それも含めて今となってはいい笑い話。

“横道”といえば、本誌後半の「HANDY BOOK FOR OFFBEAT TRAVELS」には、チョットだけ王道からオフした、旅のネタがたくさん詰まっている。ド派手な色の観光情報誌に手が伸びがちなアナタにこそ、ぜひ見てほしい。日本全国のニッチな旅の目的、あの人に聞いた忘れられない旅、47都道府県の情報まで24ページにわたり、詰め込んだ。行ってみたい場所が1つは必ず見つかるはずだ。ぼーっと眺めるだけでも、小旅行衝動がふつふつと湧いてくるから、休暇申請の精神的な後押しもしてくれる、かもね。

話が横道にそれてしまっけど、船が来なくても、波照間島はすごくいいところだった。きれいな海、ヤギ汁、泡盛、優しい人々……。もう一度行きたい! 皆さんにも是非行ってほしい。あ、でも船が欠航しやすいことは忘れずに。2泊3日のつもりが、3泊4日になるかもしれないからね(経験談)。


岩渕大介(本誌担当編集)


ちょっと“横道”にそれるとヤギが。島の至る所に放し飼いになっている。
ちょっと“横道”にそれるとヤギが。島の至る所に放し飼いになっている。
通称“波照間ブルー”の海。この日は「海畑」と呼ばれる、大干潮の日で、島の人が潮干狩りをしていた。
通称“波照間ブルー”の海。この日は「海畑」と呼ばれる、大干潮の日で、島の人が潮干狩りをしていた。