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From Editors 1 No. 836 “アート”って言葉の懐の深さたるや。

From Editors 1

“アート”って言葉の懐の深さたるや。
「アート」と聞いてみなさんは何をはじめに連想するでしょうか。絵、不思議なオブジェ、巨大な彫刻……人それぞれでしょう。僕は特集を作る前は反射的にモナリザが浮かんでいました。いや、モナリザという、いろんな裏打ちをされたものを連想することで自分を納得させていたのかも。

少々おカタい話になりましたが、そもそもこの特集のスタートは今思い起こせば、今年の2月24日に行われた『赤塚不二夫生誕80年企画 バカ田大学』での会田誠さんの講義「世界のバカアート」。一言でいえば、ぶっ飛んだ発想の現代アートを会田さんと緑川雄太郎さん(本誌でも取材!)がピックアップ、「バカだよなぁ〜」と愛情たっぷりに解説していく講義。これがね、楽しいのなんのって。「あ、極端な話アートってそういう楽しみ方でいいんだ」と一気にアートにのめり込んでいきました。本誌では念願叶って、会田さんにも“現代アートのこれから”について語っていただいています!

一方で、よく聞くセリフが「現代アートって、なんかよくわかんなくて」ってヤツ。まぁその辺は本誌にて美術家の森村泰昌さんがガッツリ解説してくれているので、そちらを是非! ということにして、僕らにとって直感的に「カッコいい!」ってなるアートは何か? と考えてみたら、すぐに思い浮かんだのが、大竹伸朗さん。きっとアトリエもカッコいいのだろう……という超直球な衝動のもとに手紙を出してみたら、なんと快く取材を受けてくれ、宇和島にお邪魔することに。詳しいお話は本誌を見てほしいんですが、とにかく大竹さんは人間らしい魅力がスゴい! そして宇和島はロケーションがいい。じゃこ天がうまい!!!!

そんなこんなで、いいアートがたくさん出ている今月号ですが、作り終わってみて僕が「アート」と聞いて連想するものは……今となってはよくわからん!(いい意味でね)
さて、深淵なるアートの世界へ、五木田さんの表紙とともに足を踏み入れましょうかね。

岩渕大介(本誌担当編集)
 
「バカ田大学」の受講票。もう半年以上前とはね。
「バカ田大学」の受講票。もう半年以上前とはね。
宇和島の風景。海がいいんだなぁこれが。
宇和島の風景。海がいいんだなぁこれが。
大竹さんによる宇和島ツアーの図。奥にあるのは景勝地「覗き岩」。
大竹さんによる宇和島ツアーの図。奥にあるのは景勝地「覗き岩」。