マガジンワールド

From Editors No. 14 フロム エディターズ 1

From Editors 1

センスがいい、は奥ゆかしい

かれこれ2カ月前、編集長から「センスって何だ、という特集をつくる」と聞かされ、ミーティングを開始。スタッフが集合して、「センスがあると、スタイルがあるは、何が違うのか?」「センスがあるってことと、センスがいいってことは、何か違うのか?」……打ち合わせを重ねるほどに、だんだん深みにはまるような、漠とした不安が募っていったものでした。編集部が「センスがいい」と思っている人々にご登場いただき、「センスがいいって、どういうことだと思いますか?」ということを一緒に考えてもらうのが、最良の策だ、ということに落ち着いたのは、締切りまで1カ月を切ろうとしている頃。今回も産みの苦しみがありました。センスのいい人たちに、「センスがいいから誌面に登場してくれ」というお願いの仕方では、ぜったいに出てくれないのです。そう、センスがいい人たちは、たいてい奥ゆかしく控えめで、わざとらしい自己顕示欲がない。でも、そんな人たちが考えていること、好きな場所やもの、いいなぁと思っている人たちについて取材をすることで、おぼろげながら「センスがいい」とはどういうことか、見えてきたような気がします。今号の誌面には、たくさんの「編集部がセンスのいい人だと思っている」みなさんにご登場いただきました。ご協力に感謝です!

(本誌編集部 岩下祐子)
 
「子供のセンス」に登場してくれた、アーブル美術館の作品が描かれたオビが巻かれたお菓子。アーブル美術館の館長・晶子ママと打ち合わせをした際にいただいた、静岡名物「うなぎパイ」です。いいなぁ、こういうセンスも。銘菓がオリジナルになっちゃうんだから。
「子供のセンス」に登場してくれた、アーブル美術館の作品が描かれたオビが巻かれたお菓子。アーブル美術館の館長・晶子ママと打ち合わせをした際にいただいた、静岡名物「うなぎパイ」です。いいなぁ、こういうセンスも。銘菓がオリジナルになっちゃうんだから。


アンド プレミアム No. 14

センスがいい、ということ。

744円 — 2014.12.20
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アンド プレミアム No. 14 —『センスがいい、ということ。』

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