マガジンワールド

From Editors No. 26 フロム エディターズ 1

From Editors 1

新しい「料理家」という職業。
いまや憧れとなった料理家という仕事。もう、かつてのように教室と料理本でレシピを教える先生、というだけの仕事ではありません。器や道具の選び方はもちろん、キッチンの整え方、家具やリネンの選び方、花の飾り方、といったその暮らし方や生活スタイル自体が、人々のお手本になっています。それにつれて活躍する領域も広がり、個人や企業の垣根を超えた交流も多々。農家や醸造家などの生産者はもちろん、レストランのシェフやパティシエ、日用品の作り手やスタイリスト、デザイナーに写真家、果てはアーティストや音楽家など、さまざまな人たちと自由にコラボすることが、もう当たり前に。さらに同じ料理家どうしの繋がりも多い。この時代にあって「料理家」という言葉の意味は、新しいものへと変わってきています。
 
じゃあそんな今の料理家って、普段は自宅のどんなテーブルで、何をどんなふうに食べているのだろう。彼女たちのハレではない、日常のリアルな料理。そこにライフスタイルも含めた、今の家庭料理のエッセンスとヒントがあるのではないか。あるとすればどんな? ……と、今回はそんな特集です。だから撮影はすべて皆さんの自宅で。それぞれ個性は違えど、本当に人気ある料理家11人の「ふだんの食卓」をご覧ください。
渡辺泰介(本誌編集部)
 

福岡の料理家、渡辺康啓さんのキッチンから。この収納の美しさ。
福岡の料理家、渡辺康啓さんのキッチンから。この収納の美しさ。


アンド プレミアム No. 26

ふだんの食卓

774円 — 2015.12.19
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