マガジンワールド


From Editors No. 37 フロム エディターズ 1

From Editors 1

必要かどうかも大事だけれど……。
贈り物上手と言われる人に取材をすると、いつも友人知人のちょっとした話を記憶に留め、気を配っていて、普段から気の利いたものを探しているとか、用意しておくとか、本当に勉強になることばかり。相手のことに思いをめぐらせ、欲しいと言っていたもの、必要そうなものをプレゼントする。まさに「喜ぶ顔が見える」贈り物です。反面、必要なものでも(言ってしまえば趣味でも)ないけれど、ふいに贈られたものに、何だかすごく温かい気持ちになれることもあります。というのも、最近になってできたかなり年上の友人が、「これは友情の証の“編み猫”っていうのよ」とくれたのが、写真の子。「名前も決めたの、この子は『サンディー』というの」。ぬいぐるみを集める趣味はないし、飼っているのは柴犬だけど、なんだかとってもうれしくて毎日眺めています。気の利いたものって、こういうパターンもあるんだなぁと、日々バタバタと忙しさにかまけて過ごしている自分自身を反省してます、はい。

岩下祐子(本誌編集部)
 

右が、編み猫のサンディーさん。左は千葉・鴨川のショップ〈rulezpeeps〉からやって来たわんぐるみ。名前はまだない。
右が、編み猫のサンディーさん。左は千葉・鴨川のショップ〈rulezpeeps〉からやって来たわんぐるみ。名前はまだない。