マガジンワールド

「朝」は苦手なんですが。 From Editors No. 42

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「朝」は苦手なんですが。

 

本誌の創刊号をみると、特集はまさに「朝のこと」から始まっていました。「朝起きてまず1杯の水をどんなコップで飲むか」、というような話です。それからも何度も、いろいろな特集の一部として、朝にまつわる記事は作ってきましたが、今回はとうとう「朝」だけで一冊の特集です。『&Premium』はよほど朝が好き、ということかもしれません。

一方で、そんな雑誌の編集部にいながら、朝よりも夜のほうが心地よいと感じる人間もいます(ええ自分のことです)。でも読者の皆さんの中にだって、いくら朝が素晴らしいからといって、やたらと「朝が絶対大事! 朝サイコー! 朝型生活バンザイ!」と意識高めに繰り返されてもちょっと…という人だってきっといますよね。

「朝型勤務がダメな理由」(国立精神・神経医療研究センター部長 三島和夫著)という一冊が手元にあります。(タイトル自体はちょっと誤解されそうな表現ですが)、その中で触れられる面白いトピックの一つは、「朝型か夜型かの決定には遺伝的要因が大きく影響している可能性がある」という医学的な研究例だったりします。だとすれば、そこから導かれるのは、睡眠の適切な取り方は個々人で違うのだから、皆が一律で朝型にすればいいわけではない、ということでもあり、夜型にはちょっと心強い話でした。

といっても、朝が嫌い!という人もそんなにいない。夜型の人だって、朝を気持ちよく過ごせたらいいな、という気持ちも実はあったりします(よね?)。だから「朝の心地よいすごし方」の特集は、読む人を限定しません。朝ごはん、朝の習慣、目覚めのためにすること、朝に使うもの、などなど、それぞれ明るく素敵で楽しいトピックスですから。

ただ……それではいつか本誌で「夜の心地よいすごし方」は特集になるだろうか? 読みたい読者はいるかなぁ? となると、なかなかOKと確信できないのはなぜなんでしょう。「朝」という言葉の持っている、なにか本質的な明るさ、クリアでポジティブな響きのようなものが、そこにはあるのかもしれません。でも「夜」の特集、ちょっと見てみたい気もしますがうーん、さて……。

渡辺泰介(本誌編集部)
 
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「朝食に行きたい店」ページで取り上げた一軒、石垣島『ぱぱ屋』、ここはヤバいです。個人的には、朝はこの1軒に行ければもういい、というくらい。搾りたてのサトウキビ汁と各種のトロピカルフルーツを自在にミックスしてくれるジュース屋ですが、1杯飲めばその覚醒効果といったら、もう!


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心地よい、朝のすごし方。

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