マガジンワールド


From Editors No. 05 フロム エディターズ 1

From Editors 1

トレンドでも定番でもなく、
“つくりがいい”という視点。

春ですね。おしゃれの季節がやってきました。突然ですが、みなさん、普段どんな基準でものを選んでいますか? トレンドを追いかける人、定番をちょっとずつ買い足す人。あるいは、その両方をバランス良く楽しんでいる人。きっと人それぞれのもの選びのスタイルや流儀があると思います。もちろん、どれが正解で、不正解というような話ではありません。ただ、着心地が良かったり、機能的だったり、風合いが良かったり、長く付き合えたり、あるいはハッと息を呑むほど美しかったり。値段やジャンルに関係なく、“つくりのいいもの”には、きっと誰もが心を動かされるのではないでしょうか? 

そんなわけで、今号は“トレンド”“スタンダード”“ハイ&ロー”といったキーワードを横断する「つくりのいいもの。」という視点で洋服と日用品について考える、ライフスタイル誌ならではのファッション特集を作ってみました。時代の突端にいて、日々、誰よりもモノに触れているスタイリストたちは、プライベートでどんな風にものと付き合っているのか? 日本のファッションシーンを代表するデザイナーたちが作るリアルクローズへのこだわりとは? 今号、さまざまな取材を通して感じたのは、つくりがいいと感じることはとてもパーソナルな感覚ではあるけれども、心から大切と思えるものに出合えるかどうかで、結構人生が変わってくるのかもしれないなということ。決して大袈裟な話じゃなく。

というわけで、3月20日発売『アンド プレミアム』5号の特集は、「つくりのいいもの。」。今日より、明日をもっとベターにしてくれる、もの選びのヒントがたくさん詰まった一冊です。それでは、みなさま書店でお会いしましょう。

柴田隆寛(『& Premium』エグゼクティブディレクター)