マガジンワールド


From Editors No. 08 フロム エディターズ 1

From Editors 1

スタイルを持つ、ということ。
は、簡単なようで難しい(笑)

「年を取ることと、大人になることは違うと思うんだよね」とは、公私ともに仲良くさせて頂いている、ある先輩スタイリストとのお言葉。「そもそもカッコいい大人ってなんだろう?」。そんなことを考えるところから、今号の本づくりはスタートしました。で、編集部内でブレストを重ねるうちに出てきたのが、“スタイル”というキーワード。年齢に関係なく、自分なりの美意識やこだわり、流儀や尺度を持つ人は何故だか素敵に輝いて見える。もしかしたら、スタイルを持つことが“ベターライフ”のはじまりだったり、
憧れの大人になるための近道かもしれない。そんな仮説をもとに、今号は一冊通してスタイルについて考える特集を作ってみました。

誤解のないように書かせてもらうなら、本特集は「こうすればスタイルのある人になれますよ〜」というマニュアルでも、あるスタイルをお仕着せする特集でもありません。そもそも、100人いれば、100通りのスタイルがあってしかるべきで。つくり手である僕たちが、“スタイルを持つ、ということ。”は、どういうことなんだろう? と最後の最後まで悩みながらこの本を作ったように、読者のみなさん、それぞれが「自分にとってのベターライフって何だろう?」と、ふと考えるきっかけとなるような特集になっていたなら、うれしい限り。かくいう、自分もまだまだ長い旅路の途中です……(笑)。

で、話は飛びますが、最後にひとことだけ。今号の特集扉は福岡で洋ランを専門に扱う「PLACER WORKSHOP」を営みながら、“MOGNO6.”名義でグラフィティアーティストとしても活躍する内田洋一朗くんに欧文タイトルを描いてもらいました。彼はまさに僕が思うスタイルのある人のひとり。その躍動する文字に、オリジナリティを貫く勇気と意志を持つことの大切さを再確認した次第です。

(特集担当 柴田 隆寛)


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写真は扉を描いてくれた「MOGNO6.」「PLACER WORKSHOP」こと内田洋一朗くんによるエキシビション“LET IT GO,LET IT GO.”の展示風景。虎ノ門の「CURATOR’S CUBE」の白い空間を縦横無尽に覆い尽くすグラフィティが圧巻の展示でした!!