1. ノスタルジックで美しいデザインのペンダントランプ。古い日本家屋にもよく似合うのよ、と島田さん。日本用に、電圧の仕様を変えてもらえる。2. 自宅用の照明を吟味中。3. 「テーブルに置くだけでかわいい!」と宝物を発見。4.
カニのガラスオブジェは一点物で、1950年代のイタリア製。
古いものが好きなのは、骨董を集めていた父親の影響もあると思うわ。一点物など、たくさん作られなかったもののほうが面白い、と感じます。アンティークといっても高級品ではなく、のみの市や小さなお店に並ぶガラクタから、輝いているものを見つけ出すのが楽しいのよ。
7区のアンティーク店「アントレ・サン・フラッペ」は、ごちゃっと置かれた商品から、宝探しができる場所。オブジェや器、照明など、主にベルギーやオランダから仕入れた、センスがいいけれど少々変わった雑貨が、手頃な価格で見つかります。セレクトがとても好みで、よく足を運んでいるわ。
全競売へふらっと行くこともありますが、購入するのは人気がなくて、値段の上がらないものばかり。パリ郊外の家にある、トナカイの角を使ったコンソールは、誰も買わなくて私が引き受けた(笑)。シートの柄が悪趣味で入札のなかった椅子などは、布を張り替えてみる、など手を入れます。工夫をすれば、さほど高価でない家具だって素敵に生まれ変わるのよ。
アンティークをリーズナブルに買えるのは、いいものをたくさん見て目を鍛え、経験値を上げたからじゃないかしら。また、家具を上手にリノベーションできるのは、デザイナーとして物作りに携わっているおかげかな、と思っています。
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キッチンに花を添えるガウディの椅子。 ブーロンマーロット村の自宅キッチンに並ぶガウディの椅子。「名建築家の彼が好きなわけではなく、この1人がけチェアのデザインが気に入っています。手作りの素朴な台所によく似合い、置くだけで空間がパッと明るくなるの。花を生けるのと同じ感覚で、部屋に美しい家具を飾りたくて、少しずつ購入しています」 一点物など、オーナーがひと目ぼれした珍しい商品を手頃な価格で提供。 しまだ・じゅんこ |
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撮影/山下郁夫 構成・文/木戸美由紀
