vol. 66オレの筋力として背負ってやるぜ!
堂々たる威容でメインにふさわしい一皿は意外なまでにおトクな2,600円。4人くらいでのシェアがお勧め。
〈リストラッツィオーネ レ・ジーア〉の丸鶏のロティディアボラ風
〈リストラッツィオーネ レ・ジーア〉東京都港区六本木7-8-6 AXALL六本木地下1階、Tel: 03・6459・2520。営業時間月〜土18:00〜5:00(LO4:00)、日18:00〜24:00(LO23:00)、無休。東京メトロ日比谷線・都営地下鉄大江戸線六本木駅下車徒歩約2分。
写真から想像できる通り、皮はパリッ、肉はソフト&ジューシー。
“悪魔風”の異名もとるスパイシーなイタリア料理は、タイムとローズマリーがよく響くが、基本は塩味で日本人好みのシンプルな味わい。
「ロティ(焼き料理)だから余計な脂分はない。でも、スパイスがしっかり効いていて、食事の後半で追加したのにガンガン食べられる美味しさでした!」と語るのは“全開”トレーニングコーチの武井壮さんだ。
「鶏肉はいろいろな方法で食べ尽くしてきましたが、自宅で調理する際は食欲をそそるため、つい味を濃くしてしまい、脂分が多くなりがちですし、脂分を抑えようとすると味気ない、パサついた仕上がりになってしまうんですよ。でも、この一品は両方を兼ね備えた、アスリートに優しい料理だと思います」
その時季にベストな地鶏を取り寄せてさばき、マリネだけでも3日間。熟成させた丸鶏を蒸し焼きにした後、20〜30分かけて焼き上げる。
「丸鶏は貴重な生命一羽分ですから、“お前の命もオレの筋力としてしっかり背負ってやるぜ”と言い聞かせながらいただいています」
ウェイトトレーニングとダッシュで筋線維を傷めた日には、一羽まるまる平らげる。
「これを食べたいがためにトレーニングに励む日もあるくらいなので、今ではよいトレーニングパートナーみたいなものなんです。
[『Tarzan』602号掲載(2012/4/26発売)]