マガジンワールド


Tarzan Editors No. 655 編集部だより

From Editors 編集部だより

さよーなら…… の巻

初めて『ターザン』で担当したテーマは確か再生医療だったような気がするんですよ。11年前のことで、幹細胞の研究をしている先生の話を聞きに群馬大学に行きました。当時はiPS細胞もSTAP細胞も知られてなくて、それでも再生医療で将来いろいろな病気や傷害がきれいに治るかもしれないという夢を取材中に見た記憶があります。この11年で研究は進んだかもしれませんが、夢が現実になるほどの変化はまだ起きていませんね。

今回『ターザン』で最後に担当するテーマとして、がんと向き合う第2特集を作りましたが、がんの決定的な治療法はいまのところ存在しないという事実を再認識しました。もうちょっと再生医療が進んでくれるかと思ったんですけどね。では、どう向き合うか。カラダの問題を突き詰めると結局メンタルの要素が大きくなってくるんじゃないかと、11年前『ターザン』に来るとき思っていましたが、近年ますますその傾向が強まっている気がします。健康も病気も傷害も自分のこととして、他人任せにしないで向き合うことが肝心。みたいなことを感じつつ、最近『Hanako』編集部に異動してお仕事がんばってま〜す。
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●担当:サカタ