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Tarzan Editors No. 657 編集長かく語りき

Tarzan From Editors 編集長かく語りき

夏休み、みなさんは堪能されましたか?
私は、静岡市葵区で1週間のバカンスを過ごしました。
葵区は、政令指定都市の行政区ながら、そこは原始の山。
何たって静岡駅からバスを乗り継ぎ、4時間はかかるエリアも同区。
椹島(さわらじま)をベースに、荒川三山、赤石岳、聖(ひじり)岳、
光(てかり)岳と、南アルプスの南部の3000m峰などが、バカンスの地でした。
それにしても、南ア南部の山は果てしなく深く、とんでもなくデカい!
両替町の繁華街から、椹島の静かな森までを擁す、静岡市葵区も凄い!
テントを背負い、予備食も含めた9日間分の食料を運び、雨にやられ、
強烈な日差しにさらされ、雷鳥の挨拶を受けた、野性味溢れる楽しい日々でした。
霧が吹き飛ばされる度に顔を出す聖岳の姿を見て、フト思い出したのは、
高校生の頃、自分の部屋に貼っていた聖岳のポスター!
国内の3000m峰のなかでも、その姿の美しさはピカイチでしたから。
そう言えば、ずっと登りたかったんだよな……。
まとまった休みがないと入れない山域(エスケープルートが取れない)だけに、
百間洞や聖平のテン場(指定キャンプサイト)に着いた際の感激はひとしお。
長年封印してきた、何かのドアが開いた気がした、そんな休暇でした。
次は……(笑)。

●『ターザン』編集長 大田原 透