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Tarzan Editors No. 675 編集長かく語りき

Tarzan From Editors 編集長かく語りき

6月は、山の強化月間。
勝手に決めて、通っています。
で、6月頭に行ったのが「西丹沢アドベンチャーラン」。
神奈川・丹沢の中央部、大野山、高松山、秦野峠などを含むエリアでの42kmです。
大野山、高松山と言えば、小学生も訪れる手頃なハイキングの山。
私も子どもの頃に登ったし、その昔、秦野峠の林道が整備される前には、ヤブ漕ぎをしに行った懐かしいエリアでもあります。
「ヤブ漕ぎ」は、文字通りヤブ(藪)が激しい山中を、雪山のラッセルよろしく漕いで進む超マニアックな山登りのジャンルです。
道は、もちろん不明瞭極まりなく、背の高いヤブに阻まれ、まさに探検の世界。
地図とコンパスを頼りに、僅かな踏み跡(けもの道とは違うヒトの通った痕跡)を探し、木登りをして先の地形を読む、知的かつ体力的かつ傷だらけ的な魅力に充ちています。
今回は、もちろんトレランのレースなので、ヤブ漕ぎはなし。
今ではヒルが出る山域にもなったので、小さな草むらさえも避けて通りました(笑)。
世界には、ヒルに血を吸わせる治療法もありますが、野生のヒルに襲われる趣味はありませんから(詳しくは本誌を参照ください)。
この冬、ヤブが枯れ、ヒルが落ち着いた頃を見計らって再訪しよう!
山神峠からの丹沢主脈の眺めは、苦労する価値大な素晴らしさです。
(残念ながら、崩落のため通行止めとなっているようです)
まだしばらくは、山の強化月間が続きそうです。

●『ターザン』編集長 大田原 透