『おかわり自由』
…それは、豊かさと平和の象徴。この物語の主人公はアラサーOLのハナコ•ヨハンソンとその上司、鴎外。出版社に勤める2人と個性溢れる仲間たちが繰り広げる人間(?)模様。読み終わってからも、何度でも読み返したくなる“おかわり自由”な物語です。
●登場人物プロフィール
ハナコ ヨハンソン
人気雑誌を数多く持つ出版社に勤める編集者。星野源と加瀬亮が好きといえばオシャレだと思っている。何歳までアラサーかで両親と対立中。なので嫌いな言葉は「四捨五入」。
鴎外
ハナコの上司。野心家。現在入社26年目のデスク。最近は加圧トレーニングを始め、飲み会の度に胸板に触れと強要する。常に丸襟の独身。実はバツ2。
アル パカーノ
編集長。実はマフィア。自宅のベランダでミントを育てている。首と肩の境目が解らないのが悩み。葉巻を吸っているが、火をつける度に顔周りの毛が焦げてタンパク質の香りがしてしまう。遅刻魔。編集長就任はマフィアパワーのおかげと噂される。
ぱみーきゃむきゃむ
ハナコの同僚の派遣OL。出版社とキャバクラのダブルワーク。口癖は「それ私の方が先に考えた」。指で髪の毛を隠すとこけしにしか見えないのが悩み。
ブル山ブル夫
故人。25年前の鴎外の上司。バブル大好きおじさんブル。よく知ったかブル。好きな言葉は「チャンネーとシースー」、「いい視点力点作用点、なんちって」。
バードガール
元ワンレンボディコン。今は羽振りがいい鳥。「そーねそーね」と首を振りながら歩く企画会社社長。でも何を企画する会社か自分でも知らない。最近自伝を自費出版した。鴎外の元嫁と主張している(鴎外は否定)。
ペンタゴン
保険会社営業。ハナコが務める出版社が担当。国防に関心が高い。好きな言葉は地対空ミサイル。時々目を見開く癖がある。実はサル。鴎外の友人。
作者
漫画家。逃避癖がある。でも逃げても追いかけてもらえないとこっそり帰ってくる。酔うとすぐに「俺の若いころはさ、あ、オレまだ若いんだった、ハハハ」と言って手をたたく。やめてほしい。
神様
神様。ブタさん
ホクトミウラ
広告代理店勤務だが、「広告より音楽が合ってるんだよね~」が口癖のバンドマン。親の遺産でマンション購入、ベランダでミントを育てモヒートを作って女を口説く。意味なく海外に行きSNSでグローバルアピールをする。ぱみーのことを彼女だと言いふらすが、実際は一度家でモヒートを飲んだだけの関係。アル•パカーノとはミント仲間。
マスター増田
犬のように見えるが実際は色白なコアラ。耳のように見えるのは髪の毛。
梨田アリス
新入社員。名前はサボらず働けとの願いを込めて両親が「アリとキリギリス」を略して付けた。占い好き。
ハナコの母
50代。いまもワンレン。ラーメンを食べるときに髪をかきあげる。
マハ・ラジャー
編集長。泡(=シャンパン)好き。世代ではないのにバブルの香りを漂わすバブル2世。渋谷のクラブは顔パスで入れるらしい。
マスター増田の母
犬のように見えるが実は色白なコアラ。耳のように見えるのは髪の毛。愛媛県出身高砂部屋。