マガジンワールド

女子の心を鷲掴み!大人気イラストレーターの新刊は日常の幸せな瞬間を切り取ったイラストエッセイ。

女子の心を鷲掴み!大人気イラストレーターの新刊は日常の幸せな瞬間を切り取ったイラストエッセイ。

 
発売後、早くも重版が決定したという『雨のアト』著者深町なかさんインタビュー

 Twitterのフォロワー数は69万人!という大人気イラストレーターの深町なかさん。このたび約2年ぶりの新刊であるイラストエッセイ本『雨のアト』の発売を記念し、ひよっこ新入社員の僕が、なんと、深町さんに直撃インタビューしてきました!
 学生のころTwitterに投稿したカップルイラストで大ブレイクした深町さん。冷蔵庫にあったプリンを食べたかどうかでケンカするカップル、小声で「すき」と言い合うカップルなどなど、日常にありそうでない(あれ? ないのは僕だけ? )シチュエーションのイラストで、世の10代20代の女性をキュンキュンさせています! 実際、僕の周りの女性も深町さんの描く、可愛さと優しさ溢れるイラストに心を奪われています。
 今作『雨のアト』は、恋人、家族、友達と過ごす時間、さらに自分ひとりの時間に「幸せだな~」と感じる瞬間が”With my lover”, ”With my family”, ”With my fridends”, “By myself”の4つのチャプターで 描かれています。インタビューでは制作秘話からご自身の幸せな瞬間まで伺いました。深町さん、まさにイラストの世界から出てきたような素敵な方だったなぁ…。

―――本日はインタビューよろしくお願いします! 今作もとっても素敵でした。実家から出るとき、笑顔で見送ってくれるお父さんのイラストなど、すーっと心に染み入るイラストばかりでした。

 ありがとうございます。この本は、進路や恋で悩みのたえない10代、働き始めの20代女性。子供を持ち始める世代の女性。まだ結婚まで行かないけど今後の関係をどうしようかなって悩んでいる女性。そんな、いろんな悩みが増えて落ち着かない10代から30代の女性にゆっくりと読んでもらいたいなと思って作りました。女性目線が多い本になってしまったかなと心配していたので、男性にも共感してもらえて嬉しいです!

image
目をキラキラさせながら今回の本について答えてくださるおしゃれな深町なかさん。
対して、ガチガチに緊張して、しかもガチガチスーツの僕…。ドレスコード間違えました。


―――肉まんを半分こしたり、恋人と大きな口を開けて笑ったりといった、日常のほっこり幸せな瞬間が切り取られている作品が多いですが、題材は実体験をもとに描いているんですか?

 理想が8割です(笑)。日常の中でふと思った、「もっとこんなことがあったら幸せなのにな~」という瞬間を題材にすることが多いですね。この本は、今まで自分が幸せだと思った瞬間というのをバァーッとノートに書き出して、そこからイラストにするものを決めていきました。「あ~幸せ」って思う瞬間は人それぞれ違うと思うんです。もちろん私が描くから、私目線での幸せになってしまうんですけど、1枚でも多くたくさんの人に共感してもらうにはどうすればいいかなと頭を悩ませました。途中で「幸せって何なんだろう」って根源的な疑問もわいてきちゃったり。

―――哲学的ですね。今作ではそんな50の幸せの瞬間を描かれていますが、お気に入りの1枚をあげるとしたどれですか?

 どれだろう…親子で絵本を読んでいるイラストですかね。

―――布団の中で小さな女の子とお母さんが絵本を読んでいるイラストですね。読み聞かせをするお母さんの優しい声が聞こえてくるような優しさで溢れています。

 私自身が子供の頃、お母さんに本を読んでもらったのが印象深くて。この絵はどの世代の人にも、共感してもらえるのではと思って描きました。このイラストが収められているチャプター”With my family”は、自分が子供目線でも描きつつ、自分が親なら「子供がこう思ってくれていたら嬉しいな」という目線でも描きつつでしたね。この2つの目線を意識したことで、これまでの作品にくらべて家族にまつわる絵をたくさん描くことができました。

―――幸せな出来事の1シーンを切り取って、イラストで表現するのってすごく難しいと思うんですけど、苦労したページはありますか?

 私、1枚で完結させるのが得意なんです!(笑) 逆に、コマ割りのあるものの方が難しかったかな。今回の本は各チャプターに扉絵として漫画がついているんです。久しぶりにストーリー仕立てのイラストを描いたので、「これで伝わるかな~」って心配になりました。しかも、漫画だったら自分の好きなコマ割りで描けるんですけど、今回は決まったコマ割りのなかにイラストを埋めていかなければいけなかったから、描きたいシーンの数を削ることもあって苦労しました。

―――他にも苦労したところはおありですか…?

 ”With my friends”のチャプターですね。友達といて幸せだなと思う理由を根本まで遡って考えると、「友達と一緒にいる」それ自体が幸せの源だと思うんです。一緒に話して楽しかったり、気持ちが落ち着いたり、親や彼氏には打ち明けづらい悩みを代わりに聞いてもらえたり…。他では担えない役割として友達が大事だなと思うけれど、その「一緒にいて幸せだな」と思う瞬間ってイラストにするのが難しいんです。だって一緒にいるだけでもう幸せなんですよ!

―――わかりますー! 社会人になってから久しぶりに大学の友達に会ったりすると、ただ一緒にいるだけ落ち着きます(笑)。イラストにする1シーンはどのように決めていったんですか?

 友人のSNSを見てヒントをもらったこともありましたね! 居酒屋でスーツ姿の友達同士が乾杯しているイラストなんですけど。

image
『雨のアト』より抜粋


―――大っ好きですこのイラスト。僕ちょうど1年前に就活していて、内定もらったときはまさにこのシチュエーションでした…(涙)。あ、この泣いている男性が僕ですね。

 やっぱりこういうシチュエーションはあるあるなんですね!私はひとりでイラストを描く仕事なので、同僚がいないんです。友達のSNSで「同期サイコー!」みたいな投稿を見て「いいなぁ」って思った憧れを描いたのがこのイラストです(笑)。

―――やっぱり、一緒に乾杯するときって幸せ感じます。会社の同期と毎週飲みに行ってますもん。同期サイコーです!

(同席した会社の先輩社員)
 今だけだよ、そんなに仲いいのは…。

―――(スルーして)SNSといえば、Twitterで深町さんを知ったという人は多いですよね。お名前は知らなくてもイラストを見たらみんな知っている…恥ずかしながら僕もイラストだけ知っていたひとりですが…。すみません。

 謝らないでください(笑)。知っていただいていただけで嬉しいです。イラストを世に出すまでは、好きな絵描きさんのマネをしたりもしていたんですけど、初めて画集を出した2014年からは、ずっと変わらないタッチで描いています。だから色んな人に知っていただいているんですかね。

―――その、好きだった絵描きさんってどなたなんですか?

 漫画家の山川あいじさんです。そうそう、山川さんが最近Twitterを始めて、私の絵の投稿に「いいね!」してくれたんですよ! 嬉しくて、コメント返したら山川さんから「ずっとファンでした」と言っていただけたんです!

―――すごい! ファンだった先生から逆に好きだって言ってもらえたんですね!

 嬉しかったなぁ。他にも、Twitterでまさかの繋がりを得られたことがあるんです。私、中学生の時からイラストレーターのカナヘイさんのファンだったんですが、私がTwitterで絵を発表するようになったら、なんとカナヘイさんがアカウントをフォローしてくださったんです! それで私もフォローを返して、今では仲良くしてもらってます!

―――中学生のときの深町さんに教えてあげたいですね。「カナヘイさんと仲良くなったよ!」って。それって最高に幸せな瞬間だったと思うんですけど、最近の幸せな瞬間ってどんなときですか?

 チョコレートを食べているときです!

―――即答ですね(笑)

 “By myself”のチョコレート選んでいるイラストはまさに自分を描きました(笑)。普段自分では買わない高級チョコレートをもらうことがあると、そういうチョコって一粒一粒を紹介するブックレットがついてますよね。それを見ながら「今日はどれにしよう」って悩んでいるときは、最近に限らず、ずっと幸せに感じる瞬間です!

―――次、お会いするときには最高のチョコレートを携えていきます! 最後に月並みな終わり方ですが、この記事を読んでいただいたみなさんにメッセージをお願いします!

今回の作品はしとしと雨降る空の下、ひとりでゆっくり読むイメージで「雨」をテーマにしました。自宅で雨の音がするような素敵なBGMを流しながら、飲み物を片手にリラックスムードで読んでくれたら嬉しいです!

image
「この場でイラスト描いてもらえないっすか…?」と失礼な新入社員のお願いにも笑顔で応じてくださった深町さん。感動!


image
急遽描いていただいたイラストとメッセージ。
手描きの文字が美しい! 長く続けていた書道のおかげなんですって。


プロフィール
深町なか
イラストレーター。鹿児島県出身。Twitterに投稿したイラストをきっかけに10〜20代女性のハートを掴み、人気沸騰。2014年『深町なか画集ほのぼのログ〜大切なきみへ〜』(一迅社)でデビュー。現在Twitterのフォロワー数は69万人。
書籍のほか、CDジャケットや広告など幅広いジャンルで活躍中。


雨のアト

— 深町なか 著電子版
  • ページ数:120頁
  • ISBN:9784838730049
  • 定価:1,296円 (税込)
  • 発売:2018.07.05
  • ジャンル:絵・イラスト
『雨のアト』 — 深町なか 著

紙版

書店在庫をみる

デジタル版

詳しい購入方法は、各書店のサイトにてご確認ください。書店によって、この本を扱っていない場合があります。ご了承ください。