キャンプの季節、到来です。夏のアウトドアとしてすっかり定着した感のあるキャンプですが、とりあえずキャンプ場を予約して、なんとなくテントを立てて、流れでバーベキューして焚火を囲んで……の繰り返しになっていたりするもの。キャンプが毎年夏の恒例行事になっているなら、そろそろいつもと違う、スペシャルなキャンプを楽しみたいですよね。3年ぶりの今回のキャンプ特集では、周りも羨む憧れのキャンプを紹介していきます。
巻頭から続くのは3つのキャンプストーリー。まずはアメリカ西海岸をフォルクスワーゲンのキャンピングカーで旅する話から。オートキャンプのいいところは、毎日泊る場所が変わっていくこと。期待していたキャンプ場がまあまあだったこともあれば、思わぬ場所に絶景のキャンプ場を見つけたりも。移動しなければ分からないキャンプの楽しみ。続いて鳥取・大山の麓での、食と音楽を囲むキャンプ。〈Little Nap COFFEE STAND〉濱田大介さんのひと声で集まった面々が、鳥取の生産者と触れ合いながら過ごしたひととき。沖縄・座間味島の沖合にある無人島では、島をまるごと使ったキャンプを楽しむことが。写真家の藤代冥砂さんが沖縄の友人たちを誘い、父と子だけのサバイバルキャンプを楽しみました。さらに幅広いキャンプの魅力にも触れていきます。最近よく耳にする“グランピング”。「グラマラス」+「キャンプ」の造語、つまりは「贅沢なキャンプ」。その源流を求めにインド・ジャイプールへの取材を敢行。女優の小島聖さんはジョン・ミューア・トレイルをキャンプしながら歩いた20日間の献立表を、写真家の石塚元太良さんは小型機でアラスカの氷河に降り立ち熊に怯えながらのキャンプを綴ってくれました。
特別付録は「CAMPING EQUIPMENT」。キャンプをもっと自由に楽しむための、ギア&ツールガイドです。それでは、充実のキャンプライフを。