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POPEYE No. 812

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あの『遊歩大全』が現代に復活!?

1978年に発行されてから、山を歩いて旅する者たちのバイブルとして根強い人気を誇る『遊歩大全』。
その『遊歩大全』の現代版となる、ポパイバージョンを作りました。眺めても、使っても楽しいアウトドアギアカタログの決定版。これを読めば、君もコンプリートウォーカーになれる!



CONTENTS

特集 ポパイの遊歩大全’14

15分でわかるダイジェスト! 遊歩大全って何だ?

読んでおきたいバックパッキングの本   
 
僕らの遊歩大全 2014年版
なぜ歩くのか? / 基礎 / 台所 / 外壁 / 寝室 / 家具と器具 /衣装部屋 /
緑の世界を知る / 用具のチェック / ショップガイド

山のグッドデザイン

THE NEW MOUNTAINEERS CATALOG
小林節正 / ピーター・ブキャナン・スミス / フランク・リーダー / アキヒロジン/
フランソワ・モレル / 西 秀昭 / 前田征紀 /ジェイミン・ウティコーン

112 THE OUTING CLUB in FERNIE
スキーボーイ再び

120 BEST OUTDOOR CITY,BOZEMAN
モンタナ州ボーズマンは、ベスト・アウトドアシティだった。


From Editors 1

遊歩大全に出会ってよかった。
断然、山は走る派でなんならランニングシューズで出かけてトレイルランシューズもロクに履かないで山に出かけていました。好きなコースは高尾—陣馬間のトレイル。陣馬側からスタートすれば下る一方のコース設定で本当に快適。

思い出すのは昨年の12月軽い気持ちで高尾から陣馬に向かって走っていくと徐々に冷え込み、なんと陣馬山頂は雪。しかも吹雪。しかもスニーカー。結構マズかったのを覚えています。

そんな思い出を胸に今回このアウトドアの特集に取り組んだところ、ちょっと感動してしまいました。何にって登山靴に。

正直登山靴なんてどれも似たり寄ったりだと思っていたし、正直言ってダサいと思っていたんです。けれど、クラシックな、革の登山靴のはき込まれた姿というのはなんだか艶っぽくて、柔軟そうなシワがどこか男らしくて、ヒモのクタり具合がどこかいい大人が着込んだようなスーツのような風合いでかっこいいんです。

今回、山を愛してやまない7人にその愛用品をお借りして撮影しました。その味たるや、紙を通しても伝わることは保証します。

渡部忠(本誌担当編集)



From Editors 2

山だけじゃない、遊歩大全。

mont-bellの60Lを背負って、海外を歩いた20代前半の頃。2000年代はじめのことで、あの旅はボクにとって1つのバックボーンになっています。バックパッカー、という言葉への憧れもありました。1つの荷物だけが頼りの、極貧・一人旅。バックパッキングに抱いていたワクワクを、今でもリアルに思い出します。大切な体験です。

ですが、今回の「遊歩大全」号の取材を通して、バックパッカーだった自分がちょっと恥ずかしくなりました。
『バックパッキング入門』のイラストレーター・小林泰彦さん、『バックパッキング教書』の著者・田渕義雄さん、『ウルトラライトハイキング』の著者・土屋智哉さん。日本のバックパッキング史を語るのに重要な3冊の制作者にインタビューをしたのですが、お三方いわく、「バックパッキングという言葉の意味が、今ではすり替わってしまっている」。

詳しくは本誌の「読んでおきたいバックパッキングの本」をご覧下さい。言われてみれば、という些細な気づきなのかもしれませんが、元々バックパッキングというのは60年代からアメリカでおこり始めたヒッピー文化が原点。家出、ですね。そして『遊歩大全』の原型である『THE COMPLETE WALKER』の登場により、自然の中を歩く・自然の中で過ごすという意味になっていきます。これが本来の意味なんだとか。
90年代以降から今に続く、「1人で海外を貧乏旅行すること」というのは、海外旅行の大衆化・格安プランの連発が生んだ曲解だと。

ボクはそんな原点も知らずに、「いえーい、バックパッカーだぜ!」なんて気分に浸って何カ国も回っていたわけです。なんだかチョット恥ずかしい……。もちろん否定的にはなっていません。ただ、バックパッキングとは何かをちゃんと知っていたら、あの頃にもっと違う形の旅を考えられたのかもしれません。もっと面白い経験ができたのかも、なんて。

この「遊歩大全」号は、アウトドアの特集に見えるかもしれません。でもボクが『遊歩大全』と今回の編集・制作から学んだことは、旅についての考え方・アイデアでした。
山とか別に好きじゃないしー、という人も、旅が好きならご一読を。1000ページ近い『遊歩大全』を3ページにまとめたダイジェストもありますから(けっこう大変だった……)、気軽にぜひ。

榎本健太(本誌担当編集)




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2014年に30周年を迎えた“ナナマル”が、期間限定で復活!POPEYE 12月号でも紹介。ブランドサイトでスペシャルムービー公開中!
 
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