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BRUTUS 859号:いまさら観てないとは言えない映画。

BRUTUS 859号:いまさら観てないとは言えない映画。

BRUTUS No. 859

「大きな声では言えないけれど、実は観ていない」。そんな作品は、映画を愛している人にもあるものです。今号のブルータスでは、“なぜその映画を観なかったか”を語ることで、それぞれの映画観を浮き彫りにします。まだ観ぬその映画が、あなたの人生最高の1本になるかもしれません。

巻頭で話を聞かせてくれたのは、稲垣吾郎(タレント)、西川美和(映画監督)、立川志らく(落語家)、塚本晋也(映画監督)、安藤桃子(映画監督)、渋谷直角(漫画家・コラムニスト)。映画を愛してやまない彼らが観なかった映画は、そして理由は、いったい何なのでしょう。

ほかにも、小説や映画で引用された名作をおさらいしたり、観ていない映画のあらすじを勝手に予想したり、「観ていないとは言えない」気持ちを心理学・メディア論で紐解いたりと、あらゆる角度からのアプローチを試みます。

さらに、最新から古典、漫画原作までの‟原作モノ”について豪華メンバーが語り合うブックインブック「映画と原作」も大充実。

すべて読み終わる頃には「あの作品、観てみようかな」という気持ちになっているはず。

この世には、数えきれないほどの映画があります。未鑑賞作品の数を嘆くのではなく、これから珠玉の一本と出会えるチャンスの豊かさに胸を躍らせましょう。



CONTENTS


特集
いまさら観てないとは言えない映画。
見逃した名作が、人生最高の一本に。

告白。私が観なかった理由。

実録。初めての名作映画。

引用映画を見過ごすな!

もしも食わず嫌いを克服できるビデオ屋があったら。

観てない映画のあらすじを勝手に予想選手権!

ブルータスの特集で専門映画の世界を覗いたら。

原作を読んでるなら、映画も観るよね?

Book in Book
映画と原作
観てから読むか、読んでから観るか、それが問題だ!

時代を変えた、あの映画。

世界が愛する、邦画マスターピース。

観てない自慢のおかしな世界。

自分史上最多観賞映画。

数字で紐解く、「観てないといけない映画ってなんだ!?」。

映画評論家・佐藤忠男。

 

…and more!


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From EditorsNo.859 フロム エディターズ

安藤桃子さんが魅了された土地は、
やっぱり映画愛が溢れていました。
いまさら観てないとは言えないのだから、自他共に認める映画好きか、映画人に話を聞かないと面白味がない。“実はあの名作をまだ…”という、ある種のカミングアウトを期待しつつも、取材対象の映画観を知ることに特集の真の目的があるのだから、結構な変化球を投げてしまったわけです。でも、遠回しな質問は、そのまま夢の話に繋がったり、本人が自分を再発見したり、世界情勢の話になったり。想像以上に広がって、映画の奥深さを再び知ることになったのです。

話を聞きたかった方の一人に映画監督の安藤桃子さんがいる。何しろ家族全員が映画人であり、本人も10月に1年間限定の映画館〈ウィークエンドキネマM〉を高知市街にオープンしたばかり。早速、現地入りして拾ったタクシーに行き先を告げると、「おびさんロードにできた映画館ね。嬉しいねぇ。私らにとっちゃ安藤桃子さまさまだよ」という返事。初老の運転手さん曰く、地元の活性化に一役も二役も買っているという。「東京でも話題になってさ、お客さんみたいに取材に来る人がいるでしょ。それとね、高知は映画人口が多いんですよ。私ら世代は、映画館で映画を観ることが日常の楽しみだからね」とのこと。

到着すると、安藤さんが高知に移住するきっかけとなった監督作『0.5ミリ』の上映&トークショーの真っ最中。監督自身の言葉で、映画製作の裏話や、移住の経緯、そして、昔は高知の街にたくさんの映画館があったことなどが語られていた。上映後に中高年層の観客と話をすると、どれだけ彼らの人生が映画と共にあったかを感じることができた。「いまさら観てないとは言えない映画って聞かれるとたくさんあるけれど、それを探すのも楽しいことなのよ」と。肝心の安藤監督のインタビュー。こちらも純粋で深い映画愛に満ち溢れておりますので是非。

 
●︎︎︎鮎川隆史(本誌担当編集)



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