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POPEYE No. 882

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CITY BOYS’ ESSENTIALS
ベーシックな服をちゃんと着る。

いつも見えていた、そう、分かってはいたよ。この雑然とした洋服棚と、しっかり向き合わねばとね。いつの間にか相方をなくしたソックスを整理して、ストライプのシャツと無地のシャツをきれいに分けて、必要な洋服だけを買い足して、春夏秋冬を快適に過ごすんだ。とか言いながら、今日も偶然見つけた古着のキャップが仲間入り。新しい服は欲しい。だから、しっかり考えよう。シャツ、スウェット、コート、スニーカー、などなど計21カテゴリーで、何が欲しくて、その理由はなぜか。9月某日、秋はもうすぐ。


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CONTENTS

  • CITY BOYS’ ESSENTIALS
    シャツ、スウェット、コートなどなど全21カテゴリー。どんな服が欲しくて、その理由はなぜか。よーく考えて、この秋冬に着るものを定めよう。
    shirt/sweatshirt/sweater/cut & saw/oiled jacket/leather jacket/stadium jumper/
    tailord jacket/long sleeve t-shirt/coat/anorack/down jacket/football/uniform/
    military wear/fleece/trousers/bag/cap & hat/muffler/leather shoes/sneaker
  • WELCOME TO MY CLOSET
    クリス・ギブス、モデカイ・ルビンスタイン。気になる2人のクローゼットをお手本に。この秋冬に着るものをすべて見せてもらった。

From Editors 1

バランスよく整ったクローゼットには惹かれない。
本当に必要な洋服とは何かを考えるとき、たいていのファッション雑誌及び媒体は、カシミアのニット、当然必要だよね、コートも微妙にシルエットが変わってきているよね、新しいの買うよね。てか、ぜんぶ揃えたいよね。と提案するのが基本姿勢かと思います。ですが、個人的には、すべてがバランスよく揃ったクローゼットにはまったく惹かれない。オックスフォードのボタンダウンシャツはたくさん持っているけど、スウェットは2枚しか持っていないとか、個人的な偏りがあるほうが個性的で、その服の持ち主のキャラクターが出ているクローゼットにこそ惹かれます。
今回の特集「CITY BOY’S ESSENTIALS.」では、そんな偏りのある魅力的な実例がいくつか登場します。例えば、NYを拠点に活動するファッション・コンサルタントのモデカイ・ルビンスタイン。都市生活をしているからこそ、洋服を選ぶのが楽しいと語りつつ、スマイルマークが後ろにベタベタと貼られたジーンズなどを紹介してくれました(もちろん彼にとってのエッセンシャルズ!)。そんなモデカイと数年前にロンドンの街でストリートスナップをして歩いていたとき、「365日、チノパンをはいている男」として紹介してくれたのが、〈サンスペル〉に勤めるマイケル・オテロでした。「言い過ぎだ(笑)」と言いつつ、ほぼ毎日チノパンをはく身として、その偏愛ぶりを語ってもらいました。そう、365日チノパンをはいたっていいのです。特集巻頭で、とてもミニマルなワードローブを見せてくれたイラストレイターのナイジェル・ピークは教えてくれました。「必要な服は、好きな服」。洒落ている人が、必ずしもたくさんの洋服を持っているとは限りません。ポパイの最新号で、本当に必要だと思える、そして好きだと思える洋服を見つけてもらえたら幸いです。
矢野一斗(本誌担当編集)
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ナイジェル・ピークのワードローブ。15年間はき続けているモカシンシューズに、パリのフリマで1ユーロで買ったブルーのワークジャケット、真夏に都会にいる時だけかぶるキャップ。「10年後も同じスタイルだろうね」。photo: Nigel Murray

From Editors 2

この秋、「ほしい服がないな〜」という人にこそ。
あった? というくらい、あっという間だった短い夏が終わって、気づけば秋はもうすぐそこです。となれば、洋服も秋支度。シャツにセーター、スウェット、コート、それからチノパンにデニムに、帽子やマフラーも。そんなふうに、私たちに必要な服というのはいつも決まって同じです。それでも毎年、新しい服が欲しくなるのは、ベーシックなものの中にもちょっとした気分があるから。たとえばシャツなら、今年はスタンドカラーを着てみたいとか、ネルシャツならどんなチェックがいいだろう? とか。「いま着たい普通のもの」は毎年少しずつ変わっていって、それがファッションの面白いところだったりすると思うのです。そこで今回のポパイでは、先に挙げたような21種類のアイテムカテゴリーごとに、この秋の気分を考えてみることにしました。といっても、ただの服のカタログではありません。いいスウェットを探すために古着屋を巡る旅に出たり、〈ディセンダント〉〈WTAPS〉の西山徹さんにミリタリーとウェアの出会いを聞き、ロンドンでは365日チノパンしかはかない男を訪ね、ミラノのシャツ工場にお邪魔して、「TAKE IVY」の著者の一人、くろすとしゆきさんにはボタンダウンシャツが日本になかった時代の話を教えてもらったり。何が着たいか? だけじゃなくて、どうして着たいか? ということも含めて、いろいろな人にお話を伺いながら、じっくりと考えてみました。着たい服は、洋服屋さんの棚を眺めているときだけではなくて、映画を見ているときや、写真集を眺めているとき、服好きの先輩の話を聞いているときなんかにこそ、案外、見つかったりするものだと思います。そんな気分も一緒に、皆さんの着たい服が見つかる一冊になれば幸いです。
柳澤耕平(本誌担当編集)
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特集の冒頭では、日本にアイビーをもたらした一人であるくろすとしゆきさんに、日本のボタンダウンシャツ草創期のお話を聞いてきました。当然のように着ていたボタンダウンも、その歴史を知ると、また違った魅力を感じられる気がします。写真は取材のきっかけになった1984年刊行の「MEN‘S CLUB BOOKS 2」と、くろすさんの著書「アイビーの時代」。

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次号予告 11月号(10月9日発売)は特集・シティボーイの週末。

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