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編集部より

松浦弥太郎きほんシリーズ最新刊は、初のカラー、ビジュアル版です。

2012年『100の基本 松浦弥太郎のベーシックノート』、2016年『しごとのきほん くらしのきほん100』、2017年『はたらくきほん100 毎日がスタートアップ』毎回違うテーマで読者の皆様にお届けしてきた、累計18万部の人気シリーズ。その最新刊は、『くらしのきほん100の実践』です。

今回は初のカラー版。
サイズや体裁は同じですが、レイアウトや内容はまったく異なります。

松浦さんが主宰しているweb「くらしのきほん」から、日常のマナー、家事のきほん、我が家の定番の味まで、100の知恵やレシピをよりすぐりました。写真もエッセイも、すべて松浦さんご本人。

料理を作って、撮影して、文章も書いて。その丁寧な仕事ぶりに、松浦さんの人柄がにじみ出ます。お母様から教わった、という料理もいくつか登場します。たとえば、こんな具合。

073
母の味を思い出す、
寒い日のふろふき大根。

あついからゆっくり食べなさいね、といつも母に言われ、一生懸命フーフーと息を吹きかけて、ちょっとずつ食べたふろふき大根は、ほんとうにおいしかった。甘い白みそのタレを、もっとたっぷりかけて、とわがままを言ったのは、茹で汁に溶かして、最後に飲み干すのが楽しみだったからです。一口食べるとからだが芯からあたたまり、しみじみとおいしいふろふき大根。家によって作り方が多少違うのも、ふろふき大根ならではのこと。それが家庭の味、母の味なのでしょう。
甘辛いそぼろをのせたり、赤みそのたれや、吸い口にゆずの皮を刻んでのせたりと、ふろふき大根はトッピングもいろいろ。わが家のトッピングは、白みそのタレと花かつおでした。

ひとつの料理の裏にあるストーリー。松浦さんならではの優しい視線が、全編を通して伝わってきて、どのページを開いても、ほっとした気持ちになります。

毎日あたらしい、気づきと学びがある。それがこの本のテーマです。慌ただしい毎日を、少しだけていねいに、暮らしてみませんか。いつも手元において、好きなページからめくってみる。そんな使い方がお勧めです。

(担当H)

くらしのきほん 100の実践松浦弥太郎 著1650円 (税込)