人気特集「あたらしい仕事と、ぼくらの未来」第3弾の今回は、「世界で生き抜く、いくつかの知恵」。海外で人々のために働く仕事にフォーカスし、日本を飛び出し困難を乗り越えてきた彼らから世界を生き抜く知恵を授かってきました。「国際協力」という言葉で表される彼らの仕事。そこではグローバルなマインドセットが求められると同時に、日本人だからこその能力をいかに発揮できるかが問われることになります。
例えばウガンダ。サラヤ・イーストアフリカ代表の宮本和昌さんは、手指消毒用アルコールを公立病院に普及させることで、院内感染を著しく低下させることに成功しました。水の少ない地域がゆえ、手をきれいに洗うということすら徹底されていなかった地域で、宮本さんの取り組みは彼らを救うと同時に、自らのビジネスの成功にも結びついたのです。そこで得た知恵は“覚悟力”だと宮本さんは言います。彼の奮闘ぶりを、クリエイターの高城剛さんがヨーロッパから駆けつけ取材してくれました。
他にも、ベトナム・ハノイに大きな橋を架けに向かった日本人たちをクリエイティブディレクターの箭内道彦さんが、フィリピン・ルソン島で20年間子ども支援を続けるNPO代表をフリーアナウンサーの平井理央さんが、ラオス・ヴィエンチャンでバスの無償供与に携わり公共交通の普及を目指すJICA職員を社会学者の古市憲寿さんが取材。ペルー、キルギス、ブルキナファソ、エチオピア、ガザと、世界のためにたくましく生きる人々がたくさん登場します。過去の国際協力経験を経て今は新たな道で活躍している方々のストーリー「あの海外経験があったから、今の私がある」も必読。
世界から授かったのは仕事の知恵だけではありません。「今すぐ使える!? 日本では学べない世界の知恵30」では、今回特集に登場して頂いた方々に、海外で生きるからこそ身に付いた生活のさまざまな知恵を教えてもらいました。世界の広さ、面白さを知るトリビア集です。そして特別付録は「国際協力ってなんだろう?HANDBOOK」。国際協力=ボランティアということではありません。そもそも国際協力とは何か、また、日本はいま世界に対して何ができるのか。分かりやすく噛み砕いてまとめた、これからの激動の世界を良くするためのハンドブックです。
世界のために、たくましく生きる。彼らが世界で得たいくつかの知恵から、混沌としたこれからの未来を生き抜くためのヒントがこの特集で見つかるかもしれません。
そして、この特集と同日に販売されるのが、ムック「日本一の『手みやげ』&『お取り寄せ』はどれだ!?」。2011年12月に発売した「日本一の『手みやげ』は、どれだ!?」特集と2014年2月に発売した「日本一の『お取り寄せ』最終案内。」の2冊が1冊に。もちろん商品データもアップデート済、新コンテンツ「お茶漬けグランプリ」もついて、食欲の秋に必読の永久保存版です。