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BRUTUS 920号:最高の朝食を。

BRUTUS 920号:最高の朝食を。

BRUTUS No. 920

一日の始まりに最高の朝食を食べる。それだけで、気分は上々です。毎日訪れる朝食の時間は、何を食べ、どう過ごすのか、自分でコントロールできるほとんど唯一の時間です。何かが変わりつつある日々だからこそ、朝だけは自分のペースで、大好きな朝食で始めよう。

まずは39組の、いつもの朝ごはんを紹介します。落語家の立川志らくさん、漫才コンビ和牛の水田信二さん、小説家の村山由佳さん、蒸留家の江口宏志さん、歌舞伎俳優の中村隼人さん……。朝食の話を聞くと、ライフスタイルや人となりが見えてきます。東京の朝食シーンの新潮流も取り上げます。台湾式朝食やモーニングティー、マイクロホテルなど、いま行くべき5ジャンル32店をまとめました。さらに、和食・フレンチ・中華・パティシエの名シェフたちがおいしい朝サンドレシピを提案。どれもBRUTUSだけのオリジナルメニューです。最果タヒさん、みうらじゅんさん、滝沢カレンさん、せきしろさんら8人によるエッセイ「忘れられない朝食の話」もぜひ。

Book In Bookは、6人の食通が勧める「ウマイお取り寄せで作る贅沢モーニング」! 50のおすすめ食材で作る、10の和食&洋食メニュー。もちろん、すべてお取り寄せデータ付きです。

Good Morning, Good Breakfast! 今日も、最高の朝食を。



CONTENTS


特集
最高の朝食を。

いつもの朝ごはん。

東京の朝ごはん2020

基本を知って、もっと自由に。
味噌汁の法則。

シェフたちが提案する、特別な朝サンドレシピ。

デジタル or アナログ?
朝食のためのキッチン道具カタログ。

Book in Book
食いしん坊は、知っている。
ウマイお取り寄せで作る贅沢モーニング。

忘れられない朝食の話。

人気の酒場が、朝食&ブランチ会を開催します!
あの店で、朝食を。

 

…and more!


From EditorsNo.920 フロム エディターズ

豊洲市場で朝食を。

BRUTUS編集部のあるマガジンハウスは、東銀座にあります。
東銀座は築地の目と鼻の先。市場の移転前は、仕事が明け方までかかってしまった時、スタッフ数人で連れ立ってお寿司を食べに行ったりなどしたものです。しかし、市場が豊洲に移転してからは、そんな機会もめっきりなくなりました。過去二回の朝食特集でも、常連的に扱ってきた市場ですが、今回はどうしようかな……。迷っていた矢先、西荻窪のビストロ〈organ〉店主の紺野真さんが、2日に1回は豊洲に行っている、というお話を聞き、紺野さんの行きつけをご紹介いただくことに。
はじめて足を踏み入れた豊洲の市場の食堂街。新しいビルの中に、一見ショッピングモールのように整然と飲食店が並んでいます。しかし、よく見るとのれんや設えは昔ながらの物を使用しているし、中で食べているお客さんは、市場で働く人たち。ご主人やお店の人たち、とお客さんとのやりとりには、紛れもなく、かつて築地で感じた空気が漂っているのでした。〈やじ満〉、〈岩田〉、〈センリ軒〉、〈小田保〉……食のプロたちが日々活力を得ている朝の味、ぜひ夏休みにでも、訪れていただければと思います。そのほかにも、食には一過言ある39組の皆さんに、それぞれの「いつもの朝ごはん」を紹介いただいております。その人の朝食を見ると、生活スタイルも見えてくる、と思えるエピソードが満載です。ぜひご覧ください。

●草野裕紀子(本誌担当編集)



From EditorsNo.920 フロム エディターズ

あなたの忘れられない朝食は?

僕の父はハンバーグとコロッケとまんじゅうが大好きで、食前に甘いものを食べちゃう、子供みたいな人でした。そんな父が作ってくれた“2色トースト”が、僕の忘れられない朝食です。

毎日ごはんを作ってくれる母が体調を崩した日、夕食は外食でしたが、朝だけは決まって父が僕と弟の朝食を作ってくれました。朝起きてダイニングに行くと、母ではなく父が台所に立っている違和感がおかしくて、どんな朝ごはんが出てくるんだろうと、ワクワクしていました。出てきたのは、こんがり焼けた食パンの上に、チョコレートクリームと苺ジャムが半面ずつ塗られた異色なトースト。母よりも雑に、たっぷりと塗られ、濃くて大味。チョコレートと苺の境目なんて、なんの味かわかりゃしない。一緒に出てくるミルクティーも砂糖たっぷりの甘々。それでも僕も弟も大好きな味でした。「できたぞー」と嬉しそうにトーストを持ってくる父の姿も忘れられません。

いま思えば、チョコレートクリームが好きな僕と苺ジャムが好きな弟、二人の好きなものを一緒にしちゃえ! という、父親の優しさから生まれたトーストだったのかもしれません。もう食べることのできないあの2色トースト、いつか僕にも子供ができたら食べさせてあげたいな、と密かに企んでいます。

きっと誰にでも、忘れられない朝食ってあると思うんです。本誌ではそんな忘れられない朝食について、8人の著名人がエッセイを書いてくれました。読むだけで、お腹と心がいっぱいになる、ハートフルな内容ばかりですので、ぜひご一読を。

●辻田翔哉(本誌担当編集)



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