ダメ部下を再生させる上司の技術(髙城 幸司 著)
●内容紹介
どんな職場にもダメな部下は必ずいます。あなたの職場にだっているでしょう。しかし、ダメな部下=「不要な部下」ではありません。ただ、今のところ上司の言ったとおりに結果が出せなくて、会社にとってあまり役に立っていない部下です。上司も一目おく「できる部下」は職場にほんのわずかです。ダメな部下とは、できる部下以外の、その他大勢のなかで「中の下」の位置にいて、比較的”ダメさ”が目立ってしまう存在です。「あんな言い方したら、課長が怒るに決まっているじゃないか」「何回言ったらわかるのかな? いい加減にしてほしいね」こんなふうに、上司や同僚はダメな部下を批判の対象にしがちです。が、本当にそうでしょうか。実はそのダメさこそが「逆ロールモデル」として職場に貢献していることを私たちは忘れてはいけません。「ダメな部下が職場に貢献しているの?」まずひとつには反面教師です。悪い見本として、部下たちがわが身を振り返り、反省するための材料になるということです。ダメな部下の真似をしない、ダメな部下と反対の行動を取ってみる。そうすれば……できる部下への近道が見えてくるはずです。そしてもうひとつ、これが本書の主要なテーマになるのですが、実は「ダメ部下」は「“隠れ“使える人材」なのです。彼らの「ダメな部分」を改善する方向に上司が導くことで、「ダメ部下」は「できる部下」に変わる可能性を十二分に秘めているのです。このように考えるとダメな部下も職場で大切な存在に思えてきませんか?あなたはダメな部下にもっと注目してください。本書では、ダメ部下たちの事例を盛りだくさんにして、どこの職場にも見られる”あるある”を再現しながら、その対処方法をご紹介しています。ダメな部下と言ってもひと通りではありません。分析すると数パターンに分類できるのです。あなたがダメな部下に出会ったときにも「この人は××タイプなのだな」とわかれば対策も講じやすく、ストレスも軽減できることでしょう。会社は教えてくれない、しかし知っておかなければたいへんなことになるのが「部下攻略」です。誰もが入社して1年経てば先輩に、数年経てば上司になります。部下との関係に悩める多くのみなさんに、ぜひ本書をお役立ていただきたいと思います。
●著者紹介
高城 幸司(たかぎ こうじ)
株式会社セレブレイン代表取締役社長。1987年同志社大学文学部卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、伝説の営業マンとして社内外から注目される。以後起業・独立の情報誌アントレを創刊して編集長として活躍。現在は人事コンサルティング会社を始め3社の会社を経営する。また、ビジネス書著者として活躍。 1990年代から営業マン関連・マネージメント関連の著書多数あり「リクルート式仕事術」を1999年に出版。リクルート関連本の草分け的存在でもある。サラリーマン時代より執筆を始めて「営業マンは心理学者」などベストセラーも多く、累計で70万部近い売り上げを誇る。
社長ブログはhttp://blog.goo.ne.jp/k-takagi001021/