プロスペクトパーク・ウエスト(エイミー・ソーン 著 飛田野 裕子 訳)
●内容紹介
ブルックリンを舞台に子持ちアラフォー女性が繰り広げる物語。子供ができて以来セックスレスに悩むフリーライター、薬物依存症のハリウッド女優、黒人ミュージシャンを夫に持つ悩み多き元レズビアン、子育てと完璧な家庭作りがすべてのミーハーな専業主婦。彼女たちの交錯した恋愛やセックス感が赤裸々に描かれる。あの人の夫は私の元恋人、私はあのママを愛していて、私は彼女の夫と不倫していて……。ガールズ・トーク的な面を持ちながらも、“9・11”や“リーマンショック”などの世相も反映。未だ根付く宗教や肌の色、男女差別の問題など、アメリカの“今”を赤裸々に描いた傑作。
●著者紹介
エイミー・ソーン
作家、コラムニスト。主な著作に『ラン・キャッチ・キス』(DHC)、『My Old Man』、『Sex and the City: Kiss and Tell』など。『New York』『New York Times』『Harper's Bazaar』などでもコラムニストとして活躍。ブルックリン在住。
●訳者紹介
飛騨野裕子(ひだのゆうこ)
飛田野裕子(ひだの・ゆうこ)英米文学翻訳家。慶應義塾大学文学部卒。主な訳書に『業火の灰』(二見文庫)、『娘たちのための狩りと釣りの手引き』『五番街のキューピッド』(共にヴィレッジブックス)、『HUNTING SEASON 男を狩る技術』(講談社)。