●内容紹介

お調子者で男前、でも寂しがりで心は誰より乙女ちゃん──74歳にしてデザイナーデビューも果たすほどバイタリティ溢れる、岸和田・伝説のお母ちゃん、小篠綾子さん。その生涯を、誰よりも間近で、しっかりと記憶に刻んだ長女ヒロコさんが、初めて語る。豪放磊落にして自由奔放、最後までみんなに愛を注ぎ、愛された浪速のお母ちゃんの、その波乱とバイタリティに満ちたその生涯。大正、昭和を生き抜いた“日本の母”の姿に、現代の私たちが学び、勇気づけられることも多い。



●著者紹介

こしのひろこ／ファッションデザイナー。大阪・岸和田生まれ。'61年自身のブランドを設立。'64年心斎橋にオートクチュール・アトリエを開設。'77年東京コレクション参加、'78年ローマ、「アルタ・モーダ」に日本人として初めて参加、センセーショナルなデビューを飾り、イタリアン・ハーパース・バザール誌で特集が組まれる。'82年パリ・プレタポルテコレクションに初参加、以降'93年まで参加。'97年に毎日ファッション大賞、2001年には大阪芸術賞受賞。'09年約15年ぶりにパリコレに参加。ほか、日本、海外問わず、ファッションに限らず勢力的に多方面で活躍中。