みんなでつくった きいろいきもち(今日 マチ子 著 きいろいきもち制作委員会 著)
眠れない夜、夏の思い出、忘れられない一言、帰り道でのエピソード。
みんなのきいろいきもちは、
どんな色をしてるんだろう。
Twitterで集められた想いをヒントに、
漫画家・今日マチ子が描いた26のストーリー。
作家・西加奈子さん、柴崎友香さんのエッセイも。
記憶の奥のほうで眠っている、決して消えることのないきもち。あの頃の懐かしい匂いや、キュンとするようなくすぐったい感覚、忘れることのできないほろ苦い思い出…。忙しく過ぎていく、必ずしもいいことばかりではない毎日のどこかに、つい置き去りにしてしまった「あの日のきもち」を、ふと思い起こさせてくれるスイッチを、小さなこの本の中にたくさん散りばめました。
ツイッターというメディアを通じ、WEB上に集まったサポーターのみなさんの想いや記憶とシンクロしながら生まれた小さな物語「きいろいきもち」をはじめ、数多く寄せられたサポーターのみなさんのつぶやきや、作家の西加奈子さんと柴崎友香さんによるエッセイ、専門学校生の作品を収録。アプローチや表現方法こそ違うものの、それぞれが感じた「きいろいきもち」を、一本の糸で結び、繋いでいくようにして生まれた一冊。
今日マチ子 きょう・まちこ
漫画家。東京都出身。2006年、2007年、2010年、 文化庁メディア芸術祭「審査委員会推薦作品」に選出。著書に『みかこさん』(講談社)、『cocoon』(秋田書店)、『センネン画報』(太田出版)、『炭酸水の底』(洋泉社)など。無類の猫好き。